22時の“気血ストレッチ”で、冷えたカラダに的確アプローチ!

ライフスタイル
2017.01.09
「22時ストレッチ」で、巡りを促す。
冷え
脚の内側と上半身の中央を伸ばすのがキモ。ブラトップ¥5,990 ショーツ¥6,490(共にリーボック/リーボック アディダスグループお客様窓口TEL:0570・033・033)

アピア均整院代表・松岡博子さんに正しいストレッチ方法を教えていただきました!

「気血ストレッチと一般的なストレッチの違いは、筋肉ではなく経絡線を伸縮させるところ。例えば冷えによる生理痛を改善するなら“脾経”をストレッチするなど、一因となる臓器へ続く経絡の巡りを促すことが重要です」(松岡さん)

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冷えた体に効く経絡線。

足先が冷えるなら腎経をストレッチ!

腎経は足裏から始まり、大地の力を吸収して体を温める経絡線。そのためここが滞ると、足先の冷えに直結。息を吐きながら下記2の姿勢をとり、曲げた脚の内側に走る腎経が伸びるのを感じて。

  1. 仰向けになり、両手を頭上に上げて左手で右手首をつかむ。さらに、右足首を左膝にかける。
  2. 右手を引っ張りながら、腰を支点に上半身を左に曲げ、右膝を床に近づける。反対も同様に。

みぞおちが冷たいなら胃経をストレッチ!

冷えはもちろん、緊張などメンタル面でも滞りやすい胃経。この経絡線は胃を司るため、キリキリとした胃の痛みを引き起こす一因に。胃から足先へエネルギーが流れる意識でストレッチを。

  1. 脚をくっつけた状態で両脚を伸ばして座る。手のひらは肩の下につき、指先を外に向ける。
  2. 冷え

    胃から足先へと、エネルギーを流す。
  3. 腰を上げて、つま先から頭まで一直線に。体重はかかとと腕で支え、お腹の緊張を感じる。

生理痛がひどいなら脾経をストレッチ!

生殖器に影響を及ぼす脾経は、滞ると生理痛につながる危険性が。脾経が走っているのは、脚のやや内側からお腹を通って腋の下まで。このラインにエネルギーが流れる意識で行って。

  1. 膝を立てて仰向けに寝る。かかとはつけて、膝を腰幅に開く。また、両腕は真横に伸ばす。
  2. 冷え

    脚の内側から脇へ、“気”の流れを感じる。
  3. 腰を上げて、膝から肩までが一直線の状態でキープ。足の裏が床から浮かないように。
松岡博子さん アピア均整院代表、身体均整師。東洋医学にも精通。著書は『冷えとり気血ストレッチ』(毎日コミュニケーションズ)ほか。

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冷えの改善に有効なのは、熱の発生装置である筋肉量を増やすこと。筋トレには交感神経を優位にする効果もあるので、寝る3時間前までに行うと◎。午前0時までに寝るとしたら、22時にストレッチするのが最適というわけ。

※『anan』2017年1月11日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・佐藤恵美 ヘア&メイク・高松由佳(steam) モデル・栗山 遥 取材、文・保手濱奈美

(by anan編集部)

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