アピア均整院代表・松岡博子さんに正しいストレッチ方法を教えていただきました!
「気血ストレッチと一般的なストレッチの違いは、筋肉ではなく経絡線を伸縮させるところ。例えば冷えによる生理痛を改善するなら“脾経”をストレッチするなど、一因となる臓器へ続く経絡の巡りを促すことが重要です」(松岡さん)
足先が冷えるなら腎経をストレッチ!
腎経は足裏から始まり、大地の力を吸収して体を温める経絡線。そのためここが滞ると、足先の冷えに直結。息を吐きながら下記2の姿勢をとり、曲げた脚の内側に走る腎経が伸びるのを感じて。
- 仰向けになり、両手を頭上に上げて左手で右手首をつかむ。さらに、右足首を左膝にかける。
- 右手を引っ張りながら、腰を支点に上半身を左に曲げ、右膝を床に近づける。反対も同様に。
みぞおちが冷たいなら胃経をストレッチ!
冷えはもちろん、緊張などメンタル面でも滞りやすい胃経。この経絡線は胃を司るため、キリキリとした胃の痛みを引き起こす一因に。胃から足先へエネルギーが流れる意識でストレッチを。
- 脚をくっつけた状態で両脚を伸ばして座る。手のひらは肩の下につき、指先を外に向ける。
- 腰を上げて、つま先から頭まで一直線に。体重はかかとと腕で支え、お腹の緊張を感じる。
生理痛がひどいなら脾経をストレッチ!
生殖器に影響を及ぼす脾経は、滞ると生理痛につながる危険性が。脾経が走っているのは、脚のやや内側からお腹を通って腋の下まで。このラインにエネルギーが流れる意識で行って。
- 膝を立てて仰向けに寝る。かかとはつけて、膝を腰幅に開く。また、両腕は真横に伸ばす。
- 腰を上げて、膝から肩までが一直線の状態でキープ。足の裏が床から浮かないように。