相手に気を遣わせないおもてなしを目指そう！
地域のお祭りに参加して、子ども神輿を担いだ時のことです。ちょっと歩くと休憩所、またちょっと歩くと休憩所…という感じで休むための場所が5分間隔で用意されていて、それぞれの場所に大量のお菓子とフード、ドリンクが並んでいました。休憩所によって準備されているものも違っていて、いろいろな種類の駄菓子もあれば、袋詰めにされているお菓子もあり。グミやチョコレートが氷の上に置かれているところもありました。ドリンクでいうと、大きな容器に入った麦茶をひしゃくで注ぐタイプや、“普段、どこに売っているの？”と思うようなミニサイズの缶ジュースがクーラーボックスに入っている場所も。また、大きなだし巻き卵を食べられたりもして、とにかくバラエティ豊か！ お神輿を担ぐのはもちろんですが、地域の方々が準備した休憩所自体が素敵で、楽しくて。“待っていました！”という喜びの気持ちが、プレッシャーを感じさせずに伝わってくる空間になっていたんです。子どもたちの目も、すごくキラキラしていました。
ちなみに、お祭りに参加することになったのは、近所に住んでいるおばちゃんに、いきなり、「お神輿担ぎなさい」と言われたのがきっかけでした（笑）。何その誘い方…！ と面白かったのですが、「お菓子を入れる大きいエコバッグを持ってきた方がいい」という情報もくれて。実際、すごく楽しい経験になったので感謝しています。
今回のお祭りのようなイベントの開催情報は、町の掲示板などを見ることで出合えると思うんです。見つけたら積極的に参加して、スタッフとして活躍している方たちの押し付けがましくないおもてなしぶりを学ぶと、相手が喜ぶような上手な待ち構え方ができるようになるはずです！
PROFILE プロフィール
横澤夏子
よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。2023年6月に第三子を出産。
写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾
anan 2420号（2024年10月30日発売）より
