レイチェル:(今までの連載記事を全部収めたファイルを見ながら)わ、こんなにたくさん!
マミコ:すごーい。締め切りが大変な瞬間もあったけど、めっちゃ楽しかったね! 普段自分の話をこんなにしないけど、でも書き始めるとすぐ書けちゃうもんだな、とか発見もあった。
レイチェル:そうそう、めっちゃ楽しかった。文字数カウントできるアプリを使って、だいたいスマホで書いてたんだけど。
マミコ:私も。そのうち文字カウントしなくても、そろそろ書けたな、ってわかってこない?
レイチェル:わかる! テーマによっては書き出した時に、これは書けるな、って確信したり。
マミコ:だいたい移動中とか待ち時間に書いてたよね。
レイチェル:本当に締め切りやばい時は、友達と食事中に「ちょっとごめん!」って、頭の中で作っておいたものをその場でわーっと書き出したり。
マミコ:たまにマネージャーさんも急かしてくるんだよね(笑)。
レイチェル:「すいません、今書きます!」って慌てて。今書くなら最初から書けよって(笑)。
マミコ:一度本当にスケジュールが厳しい時、編集部から「取材形式挟みますか?」って提案されたこともあったね。でも「いや書きます!」って変に意固地になって。
レイチェル:それで「2週分まとめて提出する選択肢もありますけど」って言われて「いや、それは書きません!」(笑)。
マミコ:あははは(笑)。
レイチェル:ところで自分の文章に点数をつけるなら? 私は100点出したいけど…87点かな。毎回文字の喋りがバラバラになったりしてムラがあるから。
マミコ:刻むね。私は78点。
レイチェル:低めだね。マミちゃんの文章めっちゃうまいよ。普段からエッセイ読んでるから。
マミコ:いや、レイチェルこそめっちゃ面白い! 普段から本をよく読んでる人だなっていうのがよくわかる。
レイチェル:嬉しい! 結局休まずやりきったし、態度込みであと5点ぐらいあげよっか。
チェルミコ 左・Rachel(レイチェル) 1993年生まれ、神奈川県出身。右・Mamiko(マミコ) 1996年生まれ、東京都出身。NEW EP『ati natu ep』が発売中。全国ツアー「ati natu tour(zansyo)」は10/19の東京公演で終了。
※『anan』2024年10月23日号より。写真・幸喜ひかり ヘア&メイク・ナリタミサト 文・若山あや
(by anan編集部)