
ゆっきゅんの連載「ゆっきゅんのあんたがDIVA」。お笑い芸人/紅しょうが・熊元プロレスさまとの対談を終えて…
熊プロさん、今度は人生の話もしたいです♪
熊元プロレスさんとお会いするのは2年ぶりで、その2年間、紅しょうがさんの活躍をいちファンとして見続けて、もう、大好きになっていたので、今回お話しできるのが本当に楽しみでした。この対談の取材は2時間ほどあるのですが、そのうち90分くらいを「ayuとNANA」だけで駆け抜けてしまって。もっとお笑いやお仕事や人生の話も聞けばよかったのに、でも、その二つだけでここまで盛り上がれることもなかなかないので、かけがえのない時間でした。
「浜崎あゆみと共に生きてきた女」として『上田と女が吠える夜』に出演した日のことは、忘れたくないと強く思うから覚えているようでもあり、でも緊張していてあんまり覚えていないところもたくさんあります。私のはじめてのテレビ出演で、隣にエルフの荒川さん、その隣の席に紅しょうがさんがいて、初対面なのになぜか安心感を抱けたのを覚えています。あの日の緊張感はたぶんテレビ特有の緊張感とも違って、出演者がみんなあゆ様のファンだったので生あゆ様への緊張感がとにかくありました。懐かしい。
熊プロさんと私には強い色のリップを塗っている共通点があります。私はいつもディーバという名前のM・A・Cのダークレッドなマットリップ(君島大空くんにいただいたもの)をステージでもプライベートでも使っていて、オンとオフの違いはそのリップを濃く塗るか薄く塗るか、ってくらいのものです。熊プロさんはいつもNARSの「スターウーマン」を使っているそうで、対談の日もいつもメディアで見ている時と変わらない鮮やかな赤の唇が美しかったのですが、この日は「これはごはん食べる時用のやつなんで、また違うんですけど」と仰っていて、感銘を受けました。私ごときにはまったく違いがわからなかったからです。(ごはんを食べる時用のやつ……!?)と思ったけど、会話がそのまま進んだので、“!?”を抱えたまま時間は過ぎてしまいました。なんか、到底敵わないと感じました。
あと、最初に買ったのがリミックスのCDで、それを聴き慣れていたから原曲を聴いた時に驚いたという話、あるあるだよなと。aikoさんが『僕らの音楽』で「桜の時」や「カブトムシ」のメドレーをオーケストラで歌っていた時、CDとは違うメロディをアレンジしたりフェイクが入ったりしていたのですが、私はそのバージョンを聴いて好きになって繰り返し聴いていたから、CDで聴いた時「あれ!?」となったのを思い出しました。ayuじゃないけど!(笑)
Profile

ゆっきゅん
1995年、岡山県生まれ。2021年からセルフプロデュースで「DIVA Project」をスタート。セカンドフルアルバム『生まれ変わらないあなたを』のリミックスEP『生まれ変わらない私を!?』が配信中。
anan 2444号(2025年4月23日発売)より