スイーツライターのchicoさんがおすすめスイーツを紹介する「お菓子な宝物」。今回は『La Maison du Chocolat(ラ・メゾン・デュ・ショコラ)』×『La Glacerie Paris(ラ・グラスリー・パリ)』のバー グラッセです。


各¥972 4個セット¥4,644

「バー グラッセ」、手前右から時計回りに、シグネチャーのショコラノワールアイスにフランボワーズが華やかな「ショコラ&フランボワーズ」、シチリア産ピスタチオの濃厚なアイスでカシスコンフィを包む「ピスタッシュ&カシス」、チョコとヘーゼルナッツのアイスからバニラキャラメルがとろり、プラリネの香ばしさ際立つ「ショコラ・ノワゼット&キャラメル」、「ヴァニーユ&シトロン」。

パリで人気をさらう『La Glacerie Paris』創始者でアイスクリーム職人のダヴィッド・ヴェスマエルさんと、『La Maison du Chocolat』シェフパティシエ・ショコラティエ、ニコラ・クロワゾーさん。M.O.F.(フランス国家最優秀職人章)の称号を持つ奇才2人が夢のコラボ! メゾンのアイコン、カカオ80%のダークガナッシュを表現したカップアイスや、フルーツソルベの素材感も心躍ったけれど、「バー グラッセ」は衝撃だった。コンフィなどを包んだアイスクリームをチョコでコーティングし、底にプラリネも忍ばせたバーはパリ、とろ、ザクザク。一口でさまざまなテクスチャーと味、香り、温度……あらゆるコントラストがドラマティックに訪れ、心地よく調和して蕩けていく。

「-18°Cの冷凍状態を維持しながら、パーツごとに違う食感を出すのが大変でした」とダヴィッドさん。たとえばコーティングのチョコはパリッとしつつ齧った途端にアイスと溶けるよう、融点が低いカカオバターを混ぜる、なんて緻密な工夫があちこちに。「ヴァニーユ&シトロン」のバーでは、「レモンはコンフィにしてさらにキャラメリゼもすることで、酸味をほどよく抑え、深味を引き出すんです」。職人のクリエイティビティと繊細な手仕事が生む、アイスとショコラの新たな至福がここにある!

chico

Profile

チコ スイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。

La Maison du Chocolat 丸の内店

Information

東京都千代田区丸の内3‐4‐1 新国際ビル 1F TEL:03・3201・6006 11:00~20:00 無休 ※全国の『La Maison du Chocolat』とオンラインブティックでも取り扱う。

写真・清水奈緒 スタイリスト・野崎未菜美 取材、文・chico

anan2451号(2025年6月18日発売)より

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