今回のメイクを動画でチェック !
今回のお悩みは?(30代・佐々木さん)

ヨガインストラクターという仕事柄メイクをしない日も多く、メイクのやり方を忘れがち。特に眉毛はいつも上手に描けなくて困っています。(30代・佐々木さん)

印象を左右する鍵は、瞼の幅!
アイブロウのポイントは、眉毛から瞳までの距離感を決めること。佐々木さんは瞼の縦幅が狭いので、欧米人のような顔立ちの印象があるのですが、もう少し柔らかい印象に見せたい場合は、広く見えるように瞼全体にハイライトを仕込んでいきましょう。
このパウダーはきめが細かいので、さっとのせることで透明感を出すことができるんです。そのあとからアイシャドウを使っていくのですが、佐々木さんは健康肌タイプなので、日に焼けた肌色にも相性のいいunevenのアイパレットにあるオレンジのアイシャドウを使います。
目と瞼の距離が近い人は、上瞼全体に色を広げるとホリが深くなりすぎてしまうので注意してくださいね。可愛らしい印象に仕上げたいので、涙袋にも色をのせます。じわっと血色感の出るヘルシーで可愛い目元ができました。
💄ポイント
- 明るめのハイライターをアイシャドウベースの代わりに、瞼全体に広げる。
- オレンジのアイシャドウを瞼に少しずつのせる。一度にたくさん取らず、薄くじんわりと広げるようにグラデーションを意識する。黒目の下の涙袋のところにも同色のアイシャドウをのせる。
やりすぎもやらなすぎもNG! アイブロウの基本
次にアイブロウです。普段はどのように描いていますか?
本当にちゃんとできていなくて、眉マスカラでささっと毛流れを整える程度です…。
わー、それはちょっとダメですね。前髪で見えないと思っていても、アイブロウがきれいに描けているかで印象は大きく変わります。今回は3つのアイテムを使って、ナチュラルだけどきちんと感のあるアイブロウを作っていきましょう。
まず最初の準備で大切なことは、眉毛の油分をとっておくこと。ティッシュオフでもいいですし、アイブロウパウダーには色味のないカラーが入っていることもあるのでそういったものを活用して下地を整えます。
いつも気にしていなかったのですが、なぜ大切なのでしょうか?
油分が残っているとよれてしまって、均一に描けないんです。この一手間を加えることでメイクの持ちも良くなりますよ! アイブロウにもいろいろ種類がありますが、柔らかい印象に仕上げるためにはパウダー、ペンシル、マスカラの順番がおすすめです。
自然に仕上げたいならヘアカラーの色味に合わせるのがおすすめ。佐々木さんはアッシュブラウンなので、右から二番目のグレーっぽいベージュカラーをメインで使っていきます。地毛の少ないところに描き足して馴染ませるイメージで。眉頭はしっかりと生えているので、眉山から眉尻に向かって毛流れに沿って描いていきます。
一度スクリューブラシで整えたら、次に同系色のペンシルで毛が足りないところに一本一本埋めるように描いていきます。最後にマスカラで毛流れを整えて。こちらは透明なのですが、ヘッドが小さく簡単に毛流れを整えてフィックスしてくれるというのと、一本一本にツヤが出て、生命力をプラスしつつナチュラルに仕上がるところがお気に入りです。
どれも初めて見るアイテムばかりです! 左右対称に描くことが難しいのですが、コツはありますか?
左右対称に描くためには、まず眉山の位置を決めましょう。黒目の外側から上にやや上がったところを起点にするとバランスが取りやすいと思いますよ。
💄ポイント
- ティッシュオフもしくは透明のパウダーを使って、眉毛のベタつきや余分な油分を落とす。
- 髪色に合う明るめのアイブロウパウダーを眉毛の薄いところを中心にのせていく。
- 毛が少ないところはアイブロウペンシルで一本一本を埋めるように描いていく。
- 最後に透明のアイブロウマスカラで毛流れを整える。
夏におすすめ! ヘルシーに仕上がるリップグロス
佐々木さんはヨガのインストラクターをされているということで、ヘルシーなイメージ。唇もぷっくりとしていて可愛らしいので、そのチャーミングな形を生かしてリップで仕上げていきましょう。使うのはunevenのリップグロスです。
グロスを使うのは久しぶりです。いつもささっと塗ってしまうのですが、リップにも一本で可愛くなれるコツはあるのでしょうか?
佐々木さんは上唇がぷっくりとしていて可愛らしいので、その輪郭を強調してあげることでより魅力的なリップになりますよ。
💄ポイント
- 全体に軽くのせてなじませる。
- 立体感を出したいところに重ね付けして、ぷっくりと仕上げる。
できあがり!
前髪はシースルーっぽく作って、ポイントにした眉毛が見えるようにヘアセットをしました! どうですか?
なんだか自分じゃないみたいです! 眉毛の立体感もあって、こんなに印象が変わるのかと驚きました。
今回はアイメイクに赤系の色を使うことで血色感をプラスしたのも隠れポイント。健康肌の人はメイクで血色感を出すことが難しいと思うのですが、そのなかでもアイメイクは取り入れやすいと思います。ぜひ皆さんも試してみてくださいね!
今回使ったアイテムは…
左から時計回りに:YSL メイクミーブラッシュ パウダー 69(限定色) ¥8,360(イヴ・サンローラン・ボーテ TEL. 0120-526-333)、ルナソル スタイリングアイゾーンコンパクト N 02 ¥6,050、モデリングアイブロウペンシル 01 ¥4,070 ※セット価格、フェザリーアイブロウジェル 00 ¥3,300(カネボウ化粧品 TEL. 0120-518-520)、uneven フィッティンググロススティックリップグロス fg-02 ¥1,650(YSI TEL. 03-6452-5491)
GENSEI
げんせい 台湾出身。日本と台湾を行き来しながら、ヘアメイクアップアーティストとして活動。SNSではファッションや美容を発信。