INDEX
Message To HAYATO
HAYATOにはデビュー後、身長を抜かれて(笑)。数mm単位の差だけど、10代の成長は侮れないなって。さらに20歳を迎えて、かわいらしさや初々しさに加え、大人っぽさもすごく備わってきて。パフォーマンスにも色気が出て、キメるところは堂々とキメる。歌やダンスのスキルはもちろん、意識も変化しているなと思うし、今は、“かわいい”も“カッコいい”も両方持ち合わせてる。最強ですね!
Message To RAN
MAZZELの中で、RAN兄は僕と一緒の年下組。デビュー当時は、お兄ちゃん感が強くてしっかりしてるイメージだったけれど、最近はすごく甘えてくれて、心開いてくれているのが嬉しい。RAN兄のダンスはデビュー当時から光っていたけれど、さらに磨きがかかって今ではMAZZELの代名詞になっているよね。歌のスキルもどんどん上がっているし、僕も負けないようにレベルアップしていくから!
【HAYATO】最近、MAZZELを客観視できるようになってきた。

「デビュー当初は、自分をどう見せればいいか、どんなグループにしていきたいか、具体的に提示できない部分があって、こうしたいという意見をあまり言えなかったんです」とHAYATOさん。
「最近は、制作にも携わるようになり、楽曲しかり、MVしかり、やってみたいと思うことがどんどん増えてきました。それはMAZZELというグループの魅力を誰よりもわかっていて、客観的に見られるようになってきたからだと思っています。以前からK‐POPのファンで、いろんなアーティストさんを見続けてきたので、その経験を活かして、MAZZELのアーティスト性について率直に感じたことをメンバーに伝えられるようになった。グッズも担当していて、僕がMUZE(ファンネーム)だったらどんなものが欲しいか、考えながら制作するのが楽しい! 昨年のツアーで制作したバッグは結構評判が良くて、みんながツアーで身につけている姿を見て、ひとりガッツポーズしていました(笑)。その時のアリーナ追加公演で、メンバーひとりひとりがソロでパフォーマンスを見せる場面があったんですが、とても楽しくて、ソロになっても多くの人を惹きつけられるようなパフォーマンスをしたいという欲が高まった。だから、最近はいろんなアーティストの動画を見て、ロールモデルを決めて、それを自分の中にどう落としていくか考えながら研究を重ねています。最近惹かれているのはZEROBASEONEのリーダー、ソン・ハンビンさんのダンス! 手や手首、肘、腕だけを細かく動かして、パズルのように見せる『タット』の動きが本当にしなやかで、ひたすら見て練習しています。これまで自分がやったことのないジャンルの歌やダンスに触れて、武器をどんどん増やしていきたい。昔からセルフプロデュースするのが好きで、自分がやりたいことがありすぎるので、それを一個一個実現していくのが今の目標ですね。僕は、カッコよさの中にかわいさだったり妖艶さだったりを自然と出せるのが強みだと思っています。1st EPに収録されているNAOYAとのユニット曲『to me』も異色で、かわいいに全振りの曲になっていてビックリする人もいるかも!(笑) でも、グループのスパイス的な存在になれるよう、枠に囚われずにもっともっといろんなことに挑戦していきたいです」
PROFILE プロフィール
ハヤト
2005年1月1日生まれ、東京都出身。小さい頃から様々なエンターテインメントに触れて過ごし、子役としても舞台やミュージカル、ドラマなどで活躍。グループ最年少ながら、特徴的な声と、憑依型のパフォーマンスで存在感を放つ。
【RAN】ダンス以外の場でも自分をさらけ出せるように!

新曲「J.O.K.E.R.」について伺うと「かなり自信作です」と熱量たっぷりに答えるRANさん。5歳からストリートダンスを学び、なかでも武器はポップダンス。その実力を新曲では存分に発揮。
「今回はポップダンスを取り入れたパートもあるので注目してもらえたらなって。グループ内に、長年ダンスを真剣にやってきたメンバーが何人もいるのって珍しいと思うんです。その強みを前面に出した一曲で、これを歌って踊るなんてなかなか考えられないぐらいの振り付けになっている。僕たちにとっても挑戦でしたし、MAZZELのシンボル的楽曲になったらいいなと思いますね」
最新EPに収録されたユニット曲「I'm yours, You're mine」に関しては「レコーディングはめちゃめちゃ大変でした」と苦笑いも。
「歌に感情を乗せることがどれほど難しいかを痛感。僕もR&Bを聴いてきてはいますが、奥深い音楽を生半可な気持ちではやれないので、KAIRYUにバックアップしてもらいながら頑張りました」
デビューから間もなく2周年。自身の中での変化も感じている。
「人と接する時、自分をあまり包み隠さなくなりました。今までダンスでは自分を表現できていたけど、それ以外の場では自分をさらけ出すことができなくて…。でも、環境の変化や活動を通じて自信を持てたりするようになり、自分の内に秘めていた考えなども『今日、1個言ってみよう』と出せるようになったと思います」
事務所の代表であるSKY-HIさんからの言葉も自信の裏付けに。
「『今、多くのボーイズグループが誕生する中で、RANの成長が一番著しいと思うよ』と言ってもらえて(笑)。身近な人からの言葉は安心材料になるし、とても励みになりました。歌にしろ、ダンスにしろ、自分でもパフォーマンスの幅は広がってきてると感じるし、これからも自分の中でベストを更新し続けていきたいです」
今秋には初主演映画『アオショー!』の公開も控える。「表現力をさらに磨きたい」と、お芝居に対しても意欲的だ。
「アーティストも役者も何かを表現したり、気持ちを伝えたり、近しい部分が多い気がして。もともと芝居にも興味があったので、どんどんやっていきたいし、それがアーティスト活動に還元されることもあると思うので、チャレンジして自分を磨いていきたいです」
PROFILE プロフィール
ラン
2002年8月23日生まれ、熊本県出身。歌やダンスの実力に加えて、ビジュアル面でも注目を集める。舞台に出演するなど、俳優としても活動中で、初出演にして初主演を務めた映画『アオショー!』は今年の秋に公開予定。
PROFILE プロフィール
MAZZEL
マーゼル オーディション番組『MISSIONx2』で選ばれた8人組ダンス&ボーカルグループ。2023年5月にシングル『Vivid』でデビュー。
anan 2444号(2025年4月23日発売)より