本多大夢「歌で自分の誠意が伝わればと思っています」
親の影響で、子供の頃からいろんな音楽を聴いていました。今思い返すと、祖父母の家にあるカラオケで、親戚のみんなの前で歌って褒められたのが歌が好きになったきっかけかもしれません。幼い頃によく歌っていたのは吉幾三さん。そこから邦楽、洋楽…ジャンルを問わずです。高校1年生の時に歌の道に進もうと決心して、そこからデビューを目指してきましたが、年齢を重ねる中でチャンスも減っていって、その時に出合ったのが今回のオーディションでした。
timeleszさんのことは知っていましたが、このプロジェクトに応募しようと思ってCDやライブDVDを買って勉強しました。その時の最初の感想は、「本当に“アイドル”なんだな」です。華やかなのはもちろんですが、技術、魅せ方…そして、一人ひとり違うタイプのキラキラがあるんですよね。そのアイドルとしてのキラキラ感こそ、今の自分の課題。歌のテクニックがあっても、それだけでは人を魅了することはできなくて。その人自身から滲み出るオーラというか、惹きつけるものがないといけない。自信がないわけではないんですが、ここは自分を前面に押し出してアピールする場面だろうというところでセーブしてしまうんです。謙虚さは持ちつつも、キメるべきところではカッコつけることも必要なんだと思っています。候補生の中には、未経験でオーディションに参加してから、自分の殻を破ってみるみる成長していく人もいます。自分は良くも悪くもずっと変わらずありのままで、前に進めていない気がして、焦りから自分の個性に悩んだ期間がありました。そんな時に聡さんが「個性は出そうとして出るものじゃない。ありのままのその人をいいと思ってくれる人がきっといるから」とおっしゃっていて、それを聞いた瞬間、曇りが晴れた気がしました。今は、まずは目の前のやるべきことをちゃんとやって、そこから自分の存在意義を見出していけばいいのかなと思っています。
僕が歌でとくに意識しているのは、歌詞の表現。語尾ひとつの違いでもニュアンスは変わるので、作詞家の方の想いをできるだけ酌み取りながら、どのフレーズを引き立たせるかを自分なりに解釈して歌うようにしています。自分の歌が少しでもtimeleszさんのプラスアルファになれたなら嬉しいですね。まずは誠実にパフォーマンスすることが誠意として伝わればと思っています。
PROFILE プロフィール
本多大夢(ほんだ・ひろむ)
2000年7月10日生まれ、神奈川県出身。フリーター。「自分の活動の幅を広げるために、作詞・作曲もしています。もしメンバーになれたらみなさんと一緒に曲が作れたらいいですね」
PROFILE プロフィール
timelesz(タイムレス)
2011年11月16日、Sexy Zoneとしてシングル『Sexy Zone』でデビュー。’24年4月より、「timelesz」に改名し、佐藤勝利、菊池風磨、松島聡の3人で活動する。現在、新メンバー募集オーディションを開催中(特設サイト)。
INFORMATION インフォメーション
『timelesz project ‐AUDITION‐』
timeleszの3人が、アイドル人生を共に歩む仲間を探す「timelesz project」にNetflixが密着し、世界独占配信中の番組。現在は4次審査の様子を配信中。timelesz公式YouTubeチャンネルでは、配信では見られなかったオーディションの裏側をお届けする『timelesz Behind The AUDITION』を公開しているほか、Instagram(@timelesz_project)やTikTok(@timelesz_overthetop)でも限定コンテンツが続々。