リリースされたばかりのJUJUさんの最新アルバムは『I』。タイトルに“I”と冠したのは愛、哀、私のI、といろんな≪アイ≫の曲を入れたかったから、とのこと。

「いまの時代は情報が多すぎて、他人の評価とか意見に流されてしまいがちだな、と感じていて。だけどいちばん大事にしたいのは、自分がどう思うか、どうしたいか。再確認しながら、自分ありきで生きていったほうがいいと思うんです。そうすれば、これからの人生はもっとシンプルで楽しくなるよ、と伝えられたら。私はそういう思いで、いろんな歌を歌っていきたいので、アルバムのタイトルに『I』とつけました」

juju

収録された13曲は全曲プロデューサーが違うという贅沢さ。とくに小田和正さんや平井堅さんという、めったにプロデュースや楽曲提供をしないアーティストの作品にもチャレンジしている。

「小田塾は歌詞のチェックが厳しいと聞いていました。『あなたがくれたもの』は、メロディの美しさに対してままならない内容の歌詞にしたのでドキドキしましたが大丈夫だった(笑)。歌入れは3日間立ち会っていただき、スパルタ方式で私の歌の癖を直してもらい、目からウロコの貴重な経験でした。平井さんは一緒に飲んでいるときに、JUJUに合いそうなやさぐれた歌を書いてみようかな、とぽつりとおっしゃったことが忘れられず、お願いした曲です。歌詞をいただいたとき、心がえぐられすぎて泣きそうになりました。この『かわいそうだよね(with HITSUJI)』は衝撃作。でも自分の闇の部分をさらしていけば、心が楽になるだろうと思える曲です」

ラストはJUJUさんらしい美しいバラード「I」で幕が下りる。

「自分ありきとはいえ、誰かと寄り添っていかないと生きていけない。今までの出会いと、私にくれた愛のすべてで今の私ができていると思っています。愛でI(私)ができているとしたら、弱さも強さもダメなところも全部認めて、これからも生きていきたい、というメッセージを最後に入れたかったんです」

自分が納得できる人生を歩もうよ、ということを、JUJUさんが教えてくれるアルバムだと感じる。

7th Album『I』【初回生産限定盤CD+DVD】¥3,800 13曲を収録。特典DVDには≪-ジュジュ苑スペシャル-スナックJUJU≫より8曲のライブ映像を収録。【通常盤CD】¥3,000(SONY MUSIC ASSOCIATED RECORDS)

ジュジュ 2004年デビュー。『明日がくるなら』や『やさしさで溢れるように』を筆頭に数々の名曲が。現在、映画『祈りの幕が下りる時』主題歌『東京』がヒット中。4月から2年ぶりに全44公演のホールツアーを行う。

※『anan』2018年2月28日号より。文・北條尚子

(by anan編集部)


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