初の全国ホールツアー「AmBitious LIVE 2025 初めまして全国ツアー AmBitiousをよろしくお願いシャス。」を全12都市で開催中のAmBitious。8⽉3⽇(⽇)東京 Kanadevia Hallからスタートしたコンサートは11⽉23⽇(⽇)の広島のファイナル公演まで全45公演、8万4000⼈を動員予定。8⽉9⽇(土)の東京 Kanadevia Hall公演の模様をレポートします。


2021年10⽉22⽇に結成されたAmBitiousは、ダンスを武器とする今注⽬の7⼈組関⻄ジュニア。8⽉3⽇から約4か⽉に及ぶホールツアーで全国を駆け回る彼ら。セットリストは、SUPER EIGHTやWEST.、Aぇ! groupら先輩の曲や関⻄ジュニアのおなじみの楽曲をパワフルなダンスでAmBitiousらしさ全開で盛りだくさんに届ける内容に。今回のステージは、神殿のセットで展開し、物語性のあるセットリストがみどころ。2000年の時を経て、現代に⽬を覚ましたAmBitiousが「完成させた者の願いが叶う」といわれる塔の完成を⽬指すという神話のような世界観のストーリーが構築されていく。

オープニングでは、時計の秒針の⾳が⼤きく刻まれると始まりのサイレンが鳴り響き、ライブの幕開けを知らせる。すると⽩い⾐裳に⾝を包み、勇者となった凛々しい7⼈が堂々登場。1曲⽬はオリジナル曲「Ride」から。刺激的な激しいナンバーでアクロバットを盛り込みながら、会場のボルテージを⼀気に⾼めていく。

AmBitiousといえば、関⻄ジュニアらしい、⾃⼰紹介フレーズを盛り込んだ挨拶がおなじみ。「盛り上がっているか? OK、⼀緒に⾏きましょう! オレ、れお!」と叫んだのは、永岡蓮王さん。「どうも〜、前髪切りすぎてオン真⼸! オレらのこと⼤好き? オレもめっちゃ好き!」と愛の告⽩をしたのは、真⼸孟之さんだ。⼭中⼀輝さんは「Hey、Hey、Make some noise! 盛り上がっていますか? 楽しむ準備できてますか? OKです。その熱量、最後まで持ち続けてください」と会場をあおる。

岡佑吏さんは「どうも〜、しゃけ〜? こんぶ〜? それともおかか〜?」といつものコールをしてから、「皆さん今⽇のために予定を空けてくれてありがとう。岡佑吏、痛み⼊ります」とお礼を。浦陸⽃さんは「底抜けのスマイル! 全開! オ・モ・テなし」と挨拶の後、「アツかった? もっとアツくなるから覚悟してね」とスマイル。⼤内リオンさんは「LじゃないよRだよ。ライオンじゃないよ、リオンだよ! 皆本番前のアンビコールありがとう」。井上⼀太さんは「せーの、3! 2! いちた!」とコールをしてから、「AmBitiousとアンビ担の本気を⾒せつけてやろうぜ。OK? かませる? お願いシャス!」と会場がひとつになるAmBitiousコール&レスポンスで⼤盛り上がり。

挨拶の後はユニットコーナーへ。真⼸さん、永岡さん、⼭中さんの3⼈は嵐の「Lucky Man」。真⼸さんが「Hey、Hey! 今⽇は最後まで俺たちについてきてください」とあおってファンキーに踊る。ラップで畳みかけた後、永岡さんが「踊りま〜す!」と気合たっぷりのダンスを。岡さんと井上さんはDOMOTO「Back Fire」。息ぴったりなヒップホップダンスで会場を魅了。浦さんと⼤内さんは「Kissからはじまるミステリー」をオリジナルの彼ららしいダンスでしなやかなラブバラードを表現した。インパクト⼤だったのは、KING feat. SUPER EIGHTの「LOVE & KING」でサングラスをかけて、⼤きなラジカセを背負い登場して歌った真⼸さん。村上さんへのリスペクトを滲ませながら、TAKATSU-KING になりきる姿に関⻄魂が炸裂。

そして、「Hey Hey おおきに毎度あり」では、永岡さんがダンスレクチャーをして、「振付で俺らが投げチューするから、ありえへんくらい“キャー”って⾔って! 推しが可愛すぎたら、倒れてもいいよ」とニッコリ。すると岡さんが「それは俺らの⼒量次第やな」と⾔い放っていたが、振りの最後で全員が投げキスをすると会場から⻩⾊い声援が巻き起こっていた。

MCタイムでは、恒例コーナーという⽴ち⾒席のコールから。真⼸さんが「AmBitiousのAmBiライブでは⽴ち⾒席がある場合に限って、座れない代償の代わりに『座れねぇよ』って叫んでいい権利を贈呈しまして。それを毎回MC頭にすることにしました」と説明。「⽴ち⾒席、せーの!」で「座れねぇよ!」と⼤きな声をあげる⽴ち⾒席のファン。

ライブが始まる前のアンビコールの声が⼤きかったという話に続いて話題になったのは、ライブ中のホテルの部屋割りについて。「部屋割りは、いつも真⼸と⼭中、井上と永岡、⼤内と浦で岡ちゃん1⼈じゃないですか。なんか⾯⽩くないよな」と真⼸さんが⾔いだすと「安パイやで?」「これでいい」と声をあげるメンバーたち。「いや、俺もこれでいいと思っているけど。納得してないリオンがおるやん? ちょっと可哀そうやなと思って」という真⼸さんに浦さんは「ちょっと待って。俺は可哀そうちゃうん?」とツッコミを⼊れる。これに対して⼤内さんは「(浦さんとの相部屋の)何が嫌って、起こされるんが嫌や」と寝不⾜を訴え、浦さんが集合前の2時間前に⽬覚ましのアラームを鳴らすことが判明。井上さんは「しかも、アラームの⾳がなにわ男⼦の『サチアレ』」と⾔い出し、AmBitious世論調査をすることに!? 「今、相部屋じゃない⼈以外やったら、誰とペアになりたいか」と真⼸さんが提案し、指差しをする7⼈。

そして、指差しした理由を明かすメンバーたち。⼤内さんを指差した真⼸さんは「いや、普通に友達!」とノリが合うという。井上さんは「俺は⼀輝。気を遣わんでいい。結構、⼤雑把な男やから」という理由で⼭中さんをご指名。浦さんが「たけちゃん。岡ちゃんは去年2週間ぐらい⼀緒になったから、今年はちょっと可哀そうやから、いったん置いとこうかなって。⼀輝は、俺も気を遣っちゃう。アラームで起こしたらあかんって」と理由を説明すると、「俺にも気遣え(笑)」と⼤内さんからツッコミが⼊る。

永岡さんは「俺は岡ちゃん」と⾔うと「俺も蓮王やで!」と岡さんが⾔いだし、「両想い〜」と騒ぎ⽴てるメンバーたち。「岡ちゃんはあんま(相部屋に)なったことないし。ちょっとフワフワしそうやんか。一⼈でおれる気分になりそうやん。⼈がいるっていう負の⾯がなさそうでいい」(永岡さん)と独特な理由を明かした。

岡さんは「蓮王ってホンマに⼈当たりがいい。一⼈でこう過ごしたいと思っていても、蓮王に話しかけられたら、俺は全然嫌な気なんてせえへんもん。真⼸はすごい俺に話しかけてくれんねんけど『なぁなぁ』じゃなく、急に『シェー!!』って…⾏動がおかしいのよ(笑)」と真⼸さんの奇⾏ぶりを暴く。ここで真⼸さんは「ホテルの部屋でもバラエティしてる。⽣粋のバラエティ⼈間!」と驚く⼀同。「俺は⼀輝。最近、気が合うんですよ」と⼭中さんの肩に⼿を置き、デレデレだったのは、⼤内さん。⼭中さんも「せやな!!」とラブラブな様⼦。とはいえ、⼭中さんのご指名は、朝までゲームをする仲間という永岡さん。岡さんも「俺も蓮王。“シェー”とかやらんから(笑)」と永岡さんが部屋割りで⼀緒になりたい⼈が多いと判明。メンバーの関係性も垣間⾒えた世論調査に!?

他のメンバーが着替え中にMCをすることになった岡さんと真⼸さんと永岡さんは、この3⼈で遊びに⾏くならどこに⾏きたいかをお題にトーク。真⼸さんが「遊園地、⾏ける⽅ですか。あなたたち」と提案すると、「余裕!」とふたり。永岡さんが「逆にさ、たけが渋ってる所へ⾏こうや」と⾔い出すと「ないよ。渋ってるとこなんて」と真⼸さん。永岡さんが「ハワイとか⾏ってみる?」という提案には「普通に⾯倒くさい。移動が…」と真⼸さんがやんわり拒否しつつ、「2歳ぐらいの時にグアム⾏って、めっちゃ溺れて帰ってきた(笑)。浮輪からスポーンと抜けて。お⺟さんが『たけー!』って、⾛ってくる姿だけ鮮明に覚えている」と幼い頃の海外でのエピソードが⾶び出した。真⼸さんの⺟親の話になったことから、岡さんが「俺、会ったことあるんですよ。真⼸のお⺟さん。マジで真⼸を超早⼝にした感じ。真⼸、よく喋る⼦やなと思っとったけど、お⺟さんに会ったら全然(⺟のほうがすごい)。絶対、⾎が繋がってる。ホンマに遺伝⼦99%やな(笑)」と⾔って笑わせる。「みんなにまた紹介するわ。俺のお⺟さん。ということで、今⽇もAmBitiousは平和でした!」と真⼸さんがまとめて次のコーナーへ。

関⻄ジュニアのライブはバラエティ⾊やお笑い要素が強いのがおなじみ。⽇替わりコーナーでは、電話BOXのような、もしもBOXが登場。⾃分のやりたい曲をもしもBOXに提案することに。7⼈の希望する楽曲全曲を披露する尺がないことから、7⼈の中の1⼈だけの希望が叶えられる。永岡さんはKis-My-Ft2「運命Girl」、浦さんはKing & Princeの「シンデレラガール」、真⼸さんはSUPER EIGHTの「⾚裸々」、井上さんはKAT-TUNの「Real Face」、⼤内さんは少年隊の「君だけに」、⼭中さんはWEST.の「サムシングニュー」、岡さんはWEST.の「愛の奴隷」とそれぞれの個性が垣間⾒られる選曲を。ステージに登場したルーレットで決定したのは、井上さんの選曲。念願叶って「やったー!」と喜ぶ井上さんは「Real Face」のラップパートや⾆打ちパートで⼤活躍。

後半、岡さんが「数あるアイドルがいる中で、AmBitiousを選んでくれてありがとう。ホンマに感謝しかありません。⼝下⼿で恥ずかしいけど、ホンマに⼤好きやで」とファンに愛のメッセージを。そして、ラストスパートは、AmBitiousのオリジナル曲3曲を⽴て続けに披露。「Reach for the sky」では真⼸さんが「最後までついてこいよ!」とあおり、スモークが⽴ち込める中、鮮やかなパープルの⾐裳でダンス。アクロバットも盛り込まれながらの疾⾛感溢れるこの曲は、ダンスを得意とする彼らの魅⼒が丸わかりの曲。スパークラーの炎が激しく噴き上がる中で歌った「Ride」もパワフルなダンスナンバー。AmBitiousというグループ名の通り、野⼼的に未来に突き進もうとする熱量が伝わってきた。

そして、⼤切なラストを飾ったのは、新曲「耽美 -TANBI-」。新境地ともいえる、妖艶なナンバー。⾚い薔薇の花びらがスクリーンに散る中、美しい世界観に染まった⼤⼈な表情でパフォーマンスする7⼈。彼らはまだまだ未完成でいろいろな可能性を秘めたことをアプローチするような楽曲に会場のペンライトが激しく揺れた。

アンコールでは真⼸さんが「本当にいつもたくさんの声援、ありがとうございます。今までも思っていたんですけど、このライブ始まってからAmBitiousとここにいるアンビ担、そして応援してくれているアンビ担がいれば、夢は叶うんじゃないかなと思ってます。⾊々これからまた壁もあるかもしれんけど、ホンマにこのステージにいる7⼈と皆なら絶対、乗り越えられると思います。だから、僕たちのことを信じて⼀⽣ついてきてください」とファンに呼びかけ、関⻄ジュニアの代表曲「関⻄アイランド」へ。最⾼潮の盛り上がりで会場がひとつになった後は、メンバーから最後に挨拶が。

トップバッターは岡さん。「皆さん、今⽇は楽しかったですか? いい思い出、作れましたか? 今⽇は最⾼にカッコいいAmBitiousを⾒られてよかったですか? 俺も可愛い皆を⾒られてよかった! ありがとう」。続いて⼤内さんが「もうファンサービスしすぎて、愛が尽きました(笑)。だからさ、皆の『愛してる』ちょうだいよ。AmBitiousのこと、愛してる?」と会場に尋ね、「愛している」の⼤合唱が。すると「愛がチャージされました。俺も愛してるよ」とキメ台詞のように⾔う⼤内さん。

井上さんは「このライブを観て分かったと思いますが、これがAmBitiousです。本⽇はありがとうございました」とシンプルな挨拶を。浦さんは「忘れられない夏の思い出ができました? 忘れられない夏の思い出できましたか?」とコール&レスポンスで盛り上がってから「皆のその声が聞きたいので、これからも僕たち頑張ります。これからも応援よろしくお願いします」。

そして、永岡さんは「皆さんに愛を届けられてよかったなと思います。これがスーパーパフォーマンス特化型アイドルAmBitiousです。皆さん、これからも応援よろしくお願いします」と胸を張る。⼭中さんは「約束します。僕たち7⼈、皆さんと最⾼の景⾊を⾒られるまでてっぺん⽬指し続けます」と⼒強く宣⾔。最後に真⼸さんが「真⼸孟之、断⾔します。今⽇、⽇本で一番声出ていました! 皆、楽しかった? ホンマに楽しい2時間でした。また⼀緒に遊べるように僕たち全⼒で頑張るので、これからもAmBitiousに⼀⽣ついてきてください。本⽇は本当にありがとうございました」と頼もしく締めくくった。最後は全員でAmBitiousと叫んでひとつに。タイトルに「AmBitiousをよろしく」とあるように今回の全国ツアーは彼らの魅⼒をアピールする最⼤のチャンス。ここからますます⼈気が拡⼤していきそうだ。

写真・⼩池理恵 取材、⽂・福⽥恵⼦

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