速報ルポ|ついに訪れた瞬間──。「timelesz project -AUDITION-」涙と感動の最終審査ルポ

スター🐼
2025.02.05

昨年4月1日にSexy Zoneからtimeleszへのグループ名の改名と同時に発表された新メンバー募集オーディション。その発表から約1年の2月5日(水)、Netfilxで世界独占配信されている「timelesz project -AUDITION-」の最終審査が東京ガーデンシアターで実施されました。timeleszの3人と候補生8人による、未来に向かう渾身のパフォーマンス。意気込みを語った囲み取材の様子と感動の最終選考の模様をレポートします。

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3人と8人。それぞれの想いと決意

timelezにとってかけがえのない仲間探しの旅がいよいよファイナルを迎える2月5日──。運命の瞬間が訪れた。エントリー数18,922件。この日ステージに立ったのは、timeleszの3人と、6次最終審査に進んだ候補生8人。それぞれが人生を賭けて挑んできた、“仲間探し”を、苦楽を共にし歩んできた、まさに仲間たちだ。

菊池風磨さんから「目を引く存在。どんな化学反応が起こるか見てみたい」と言わしめた浜川路己さん、佐藤勝利さんから「パフォーマンスの精度が高く、人間力もある」と評された寺西拓人さん。「パフォーマンスを常に更新し続けている」と松島聡さんから期待されていた原嘉孝さん。「努力できる力」を評価された橋本将生さん、向上心があり、めげない姿勢が素晴らしいと菊池風磨さんが評した猪俣周杜さん。初心者だが、「いろいろな輝きを見せてくれる未知数さがある」と佐藤さんを驚かせた篠塚大輝さん。繊細さの中にある強さをパフォーマンスで表現する姿に、松島さんが表現者としての資質を見出した本多大夢さん、愛嬌たっぷりの愛されキャラであり、「可能性をすごく感じる」と佐藤さんが語ったアメリカ出身の17歳、浅井乃我さん。

この8人が東京ガーデンシアターのスペシャルなステージに立ち、「timelesz project -AUDITION-」の最終審査に挑んだ。

最終審査の直前に行われたのは、大勢の取材陣の前での囲み取材。候補生とtimeleszの3人がステージに勢ぞろいするとまずはフォトセッションからスタート。もはやおなじみとなったtimelesz projectパーカーで、最高の笑顔でカメラの前に立つtimeleszの3人と、ゼッケンをつけた候補生8人。

まずは、最終審査に挑む想いをtimeleszの3人が語った。「緊張の瞬間といいますか…。新メンバーを決める大事な1日ということで、ドキドキしています」と佐藤さん。菊池さんは「僕らも候補生もスタッフも人生を変えるつもりで来たので。今日ここで人生が変わると思うとワクワクします」と笑顔を覗かせた。

松島さんは「運命の瞬間が待っているかと思うと、僕も緊張します。候補生同士が苦楽を共にしながらお互いにしか分からないものを感じている姿や彼らの成長を見守ってきました。このプロジェクトは、候補生が作ってくれたものなので、候補生は誇りをもって欲しいです。素敵な晴れ舞台を一緒に作りましょう!」と放つ言葉から候補生への優しさが溢れる。

最終審査の内容は、会場に集まったファンの目の前で生パフォーマンス。特訓を積み重ねてきた課題曲「Rock this Party」(新曲)をREDとBLUEの2組のチームに分かれて、timeleszの3人と一緒にパフォーマンスすること。そして、もうひとつの課題曲は「RUN」。候補生8人での披露だ。

トップバッターで意気込みを語ったのは、原さん。「遂にこの日を迎えたなという感じです。ワクワクもしますし、もちろん緊張もしていますけど、観て下さるお客さんとメンバーの皆さん全員に“原が必要だ”と思ってくれるパフォーマンスを全力でしたいと思います」と力強く語った。

寺西さんは、「思いのすべてを今日のパフォーマンスにぶつけて、楽しんでもらえるパフォーマンスをしたいと思っております」と覚悟を決めた眼差し。浜川さんは、「ここに来るまでたくさんのことがあったんですけど、一緒にいる候補生8人とtimeleszさん、日頃からサポートして下さったたくさんの方のおかげでここに来れたと思います」とこれまでの日々を振り返ってから、「感謝を忘れず、自分の想いとtimeleszへの想いを全力でぶつけて挑みたいです」

その気持ちは他の候補生も同じ。本多さんも、「これだけありがたい環境でいろんな人に恵まれて、パフォーマンスができるのはなかなかないと思いますので、パフォーマンスを観て下さる方ひとりひとりを思い浮かべて、伝わるようにしたいです」、浅井さんも「自分がここに立っているのは、半年間サポートして下さったファンの方のおかげ」と感謝の想いをそれぞれ口にしていた。

緊張した表情を滲ませていたのは橋本さん。「ここに立っているのは、自分だけの力じゃないと、すごく感じています。自分の人生をかけて今回のパフォーマンスをしたいと思っています。よろしくお願いします」。猪俣さんは、「今日は会場にいる人全員と、観てくれている人全員を幸せにして、覚悟を見せたいです」。篠塚さんは、「僕は本当にいろんな人の力をお借りしてきたんですけど、その中でもファンの皆さんの声の力が大きくて。今回は、timeleszの新メンバーにふさわしいパフォーマンスをすることも意識しますが、今日来てくれた皆さんを楽しませて帰すことを最初の目標にしたいです」と、“アイドルとして観る人を楽しませたい”という想いでパフォーマンスすることを堂々と宣言。

どの瞬間も、今しかない風景──。前代未聞のプロジェクトに挑んできた、timelesz3人と候補生8人の緊張と初々しさと意気込みに包まれる中、プロジェクト初となる記者会見は笑顔の中で行われた。

“最初で最後”の奇跡のパフォーマンス

ついに訪れた最終審査の瞬間──。会場に集まったファンのペンライトが灯る中、まずは、これまでの「timelesz project -AUDITION-」で自分自身と戦いながら、立ちはだかる壁を乗り越え、必死に夢を追いかけてきた候補生の名場面がスクリーンに映し出される。共に笑い、共に涙を流し、かけがえのない時を刻んだ8人揃ってのラストステージが開幕した。

そんな中、なんと客席には、4次・5次審査で共に戦った上野凌大さん、北林楓さん、鈴木凌さん、西山智樹さん、日野健太さん、前田大翔さん、前田大輔さん、山根航海さんらの姿が。彼らが8人にエールを送ると泣きそうな原さん。すかさず、菊池さんが「本番前に泣かないでね」と愛あるツッコミを入れる。

そして、いよいよ課題曲「Rock this Party」を披露へ。

順番は、浅井さん、篠塚さん、原さん、本多さんによるREDチームから。レーザー光線が眩くステージを照らすと7人が颯爽と登場し、円陣を組んで「Rock this Party time!」と力強く叫ぶ。見守る観客たちのペンライトが歓声と同時に高く上がると、キラキラと今この瞬間しか放てない輝きを放出する7人。

この一回限りしかない──。最初で最後のREDチーム7人が揃う奇跡のパフォーマンスをしっかり目に焼き付けようとする観客から放たれる熱気が会場を包む。

疾走感溢れるパワフルな楽曲に合わせて、目まぐるしくフォーメーションやセンターが入れ替わりながらダンス。原さんの力強いボーカル、マイケル・ジャクソンに憧れる浅井さんのファンキーなダンスが弾ける。菊池さんの畳みかけるようなラップに答えるように「カモン!」と手振りをしていたのは、篠塚さんだ。本多さんは、ハイトーンの美しい歌声とともに今の瞬間を楽しんでいる笑顔が弾ける。

菊池さんと篠塚さんがハイタッチする場面もあり、パーティー感満点のナンバー。エネルギッシュにジャンプする場面もあり、7人の躍動感が炸裂。今、自分が見せられる最高のパフォーマンスを全身全霊で届けようとする彼らの熱くまっすぐな想いがビシバシ感じられる熱いステージに。ラストで浅井さんがVサインするなど、それぞれにキメポーズ。原さんが「サイコー!」と叫んでREDチームのパフォーマンスが幕を閉じた。

続いては、猪俣さん、寺西さん、橋本さん、浜川さんBLUEチームの4人との「Rock this Party」が開幕!

まずは浜川さんが堂々とセンターに。円陣を組んで7人が「Rock this Party time!」と叫ぶと溢れ出す彼らのパッション。同じ曲でもメンバーが異なるだけで、放つ空気が変わるステージ。

timeleszのパートは同じでも寺西さんと橋本さんのパフォーマンスはちょっぴり大人の色気が漂う。寺西さんと菊池さんがハイタッチでからむ姿がパーティーのワクワク感を高め、浜川さんのアイドルスマイルが会場を癒やし、猪俣さんのラップパートが超かっこよく響く。

そして、この楽曲は時計の秒針を刻む振付がポイントだという。Sexy Zoneがデビューしたのは11月16日ということで〈11時16分〉を示し、timeleszと名前が変わった4月1日を表す〈4時1分〉を示している。大切な数字を刻んだ振付を大切にパフォーマンスする7人。寺西さんは爽やかなグーサインなど、ラストのそれぞれキメポーズにも“らしさ”と個性が溢れていた。

課題曲の2つめは、「RUN」。“止まらないで”と繰り返されるフレーズに胸を打たれるこの曲は、メンバーにとっても、ファンにとっても、心が折れそうな時、お守りのように何度も聴いて、また歩み出す力をもらってきたであろう特別で大切な楽曲だ。真剣に向き合う8人の姿がスクリーンに映し出される。この曲の映像を観て、曲の持つメッセージを噛みしめる8人が涙を流す場面も映し出された。

僕らはまだ何も残せていない。終われないだろう──。そんな心の叫びを綴る「RUN」のパフォーマンスが終わったら、この仲間探しの旅も終わってしまう。“timeleszになりたい”と夢を見たすべての候補生たち、そして、その想いをつないできた8人。その想いがヒリヒリするほど伝わる無二の緊張感の中、ここまで全身全霊をかけて走ってきた8人が揃ったラストステージ。

イントロが、始まった──。浜川さんの切ない歌声から始まり、観客の美しいペンライトの海の中、それぞれが叫びのように祈りのようにそれぞれが全身全霊で歌い上げる。メンバー同士ぐしゃぐしゃに泣きそうになりながら、見つめ合いながら、曲は進んでいく。本多さんと猪俣さんが歌いながらハグしあったり。寺西さんと原さんがお互い身体を預けるように背中合わせで歌ったり。一列に並び、こぶしを強く掲げ、夢を掴もうと力強く高く手をあげる8人の姿に涙を流す観客たち。ラスト、8人から頬に涙が流れる。

かけがえのない宝物のような仲間に出会えた奇跡を噛みしめながら、「この曲をtimeleszのメンバーとして、また歌えたら」。そう願いながら、ありったけの想いをパフォーマンスにぶつけた彼ら8人の瞳がキラキラと輝く中、最終選考のすべてのパフォーマンスが終わった。

timeleszの3人が最後に語った言葉

最後に今の想いを語ったtimeleszの3人。

佐藤さんは「このプロジェクトを始めるにあたっていろんなご意見もいただきましたし、いろいろ悩みながら前に進んできました。こうやって今日改めてステージに立ってみると、たくさん応援して下さってる方がいて。支えて下さる先輩がいて、応援して下さる仲間がいて、支えて下さるスタッフさんがいて…。本当に自分たちだけでステージに立ってないということを心の底から感じました。僕たちが新しい仲間を決めるという、自分たちにとって難しいことを経験しましたが、その気持ちを忘れずにこれからも前に進んでいきますので、どうかすべての決断を見守っていただけたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします」と会場に呼びかけた。

菊地さんは「まずはこのプロジェクトを立ち上げるにあたって、今日までこうして受け入れようとして下さっている皆さんに感謝を申し上げます。ここまで縁がなかったみんなも、ここにいるみんなも、ここまでついて来てくれたみんなも、本当にありがとうございます。そして、何よりここまで連れてきてくれたスタッフさん、メンバー、本当にありがとうございました。10カ月って長いようで、短くて…。5年後、10年後振り返った時にこの10カ月だけは、忘れたくないなぁ、そういう風に強く思う、僕の大好きなひと時でした。

もちろんこのプロジェクトが正解だったのか、あるいは不正解だと思われてしまうのか、それはこれからの僕たち次第だと思います。全身全霊でこれからも『timelesz project』は続いていくと胸に秘めて一歩一歩噛みしめるように前に進んでいきたいです。どうか皆さん最後までついて来てくれたらと思います」

最後に語ったのは松島さん。「本当にこのプロジェクトに関わって下さったすべての人に心からの感謝の想いを届けたいと思います。本当にありがとうございます。このプロジェクトを始まる前にこういう光景が想像つかなくて、僕自身もメンバーと話し合いをして、気づいたら、怒涛のように進んでいって、こうやってステージに立っているわけなんですけども。このプロジェクトの成功って何なんだろうって考えた時にこれから新メンバーが決まったことが成功ではなくて、もっとその先にあると思っていて。新メンバーが入ってきた時に多くのファンの皆さまに納得していだたけるような存在になった先がゴールなのかな、成功なのかなと考えたりします。

これからメンバーを選んでいくにあたって、協調性だったり、華があるとか、想いの強さとか、いろんなことを届けてきましたけど。期間限定グループを作るわけではなく、これから長い人生を歩んでいく仲間をみつける、そこが一番大事にしたいです」と言葉を丁寧に紡ぐと、会場に温かで盛大な拍手が送られた。

この結果は2月15日の配信で明らかに──。大切な仲間たちと輝かしい未来へと一歩踏み出す、感動の決断の瞬間を見逃さないで欲しい。

写真 小池理恵、取材・文 福田恵子

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ananでは、新メンバー募集プロジェクト「timelesz project」に密着する短期集中企画「timelesz project -AUDITION- DOCUMENTARY」を連載中。ananwebでも、timeleszの3人や候補生たちのインタビューをはじめとする記事を公開しています。

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