
一年を通してスーパーに並んでいて、いつもリーズナブルな価格で手に入れられるキウイは手軽に食べられる私たちのスタメン的フルーツ。だけど意外と知らない栄養価や選び方、そしておすすめの食べ方。身近な存在であるからこそ意外とふんわり目線でとらえがちなキウイの世界を、ちょっと高い解像度でひもといてみませんか。隠れたキウイのポテンシャルを知ることで、この夏の身も心も軽やかなヘルシーライフが送れそうです。
Index
キウイは食物繊維など栄養素がぎっしり!
キウイの大きな魅力は、まずはその多様な栄養素! ビタミンCや食物繊維をはじめ、カリウム、ビタミンE、葉酸、ビタミンB6、ビタミンK、マグネシウム、鉄、銅。10種の栄養素のなかでも、注目すべきはビタミンCと食物繊維。
特にゼスプリのゴールドキウイは1個にレモン(果汁換算)約7個分のビタミンCが含まれていて、一日に必要なビタミンCがこれひとつでまかなえてしまうすぐれもの。強い日差しが気になったり、暑さによるダルさが続く夏場にこそ積極的に摂りたい栄養素です。
食物繊維ならゼスプリのグリーンキウイが豊富。手のひらサイズの実ひとつに、バナナ2本分の食物繊維(約2.3g)がぎっしり。女性の一日あたりの食物繊維摂取目標量は18gといわれるなか、20代女性の平均摂取量は14.6gというざんねんな現状も…。毎日の食生活にグリーンキウイひとつをプラスすれば、一気に理想的なバランスに近づけることができてしまうのです。

グリーンキウイに豊富に含まれる食物繊維。食物繊維の活躍に期待!
食物繊維といえば、スッキリしたい人へオススメ! 特に便秘症は、厚生労働省の「令和元年国民生活基礎調査」(2020年実施)によれば、日本人の約3割が抱えているという国民的お悩みです。さらに腸の動きが滞ると、メンタルにもその影響が出ることも…。
その点、グリーンキウイには食物繊維がたっぷり。それぞれ別の働きを持つことで知られる水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランス良く含まれています! スッキリした毎日をサポートしてくれる2種類の食物繊維が健康な毎日を力強く守ってくれます。
まずは続けること、シンプルイズベストな食べ方が習慣化の一歩
ゼスプリのキウイは、食べごろに近い状態で市場に並ぶのが魅力。
「僕自身自分で買い物に行きますけれど、スーパーでいつでも並んでいて価格も安定しているから一年を通して頼りにできる存在。何よりキウイは二つに割って、スプーンでくり抜いて食べるだけでも十分おいしいでしょう。その手軽さがいい。もちろんスムージーなどで他の野菜や素材と一緒に摂ってもいいですよ。でも味付けなど凝った食べ方をしようとすると、塩分など極力控えたほうがいい栄養素も入ってしまうので、できるだけシンプルを心がけたいですね」
こう語るのは京都府立医科大学で腸内細菌学などを研究している内藤裕二教授。教授自身の生活にもキウイは欠かせないそう。
「私はそのまま食後に食べることが多いかな。でも朝晩ヨーグルトを食べるのも習慣なので、2つを合わせてキウイヨーグルトとしてデザート感覚で楽しむことも多いですよ」
手のひらで優しく包み込んだ際に弾力を感じるくらいが食べごろのサイン。まだ早いかなと感じたら常温で追熟を。完熟しているものは冷蔵庫で保存しつつも、早めに食べて。

実践編:夏に食べたいキウイのアレンジレシピ
まずはシンプルに、そのフレッシュな甘みと酸味を味わうのが一番。一方で幅広い食材との相性も楽しめるのも魅力。そこでキウイと甘酒を使ったヘルシースムージーをご紹介。麹で発酵した甘酒を加えているので、相乗効果でスッキリした毎日を送れそうですね。
少ない材料で簡単に作れるので、ちょっと甘みをきかせたごほうびドリンクが飲みたいときにもぴったり。忙しい平日は半分に割ってスプーンですくって、ぱくっ。そして休日はスムージーで元気をチャージ。2つの方法で、お手軽ヘルシーなキウイライフを楽しんで。
フローズンキウイと甘酒を混ぜるだけ!
recipe

キウイと甘酒のスムージー
[材料(2人前)]
- ゼスプリ グリーンキウイ…2個
- 甘酒…100g
- 塩…ひとつまみ
[作り方]
- キウイは冷凍する。凍ったキウイを流水に30秒程さらし、ヘタを切り落として皮をむく。
- キウイ1個の半分はサイコロ状やスライスにして飾り用にする。
- 1と甘酒、塩をミキサーに入れて攪拌する。
- 2と3を器に入れる。
教えてくれた方
Profile
内藤裕二先生
京都府立大学大学院教授。腸内細菌学、抗加齢学、消化器病学が専門。京丹後の食生活から長寿食の研究も行う。毎朝の青汁バナナスムージー作りが健康の源。近著に『健康の土台をつくる 腸内細菌の科学』(日経BP)。
※ 食品の栄養素は日本食品標準成分表2020年版(八訂)より。ゼスプリキウイの栄養素はゼスプリ調べ。栄養素の目標摂取量は、日本人の食事摂取基準2025年版から。