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大屋根リング

1周約2kmの万博のシンボル。世界最大の木造建築!
京都の「清水の舞台」にも用いられる伝統的な工法を採用。109個の木架構ユニットを円形に繋いだ高さ約20m、1周およそ2kmもある木造建築物。日差しや雨をよける動線になるだけでなく、リングの上は広いスペースになっており休憩スポットとしても利用できる。
シグネチャーパビリオン いのち動的平衡館

大屋根だけが、地上から浮かんでいるように見える!
「生命とは何か」を問い続けてきた生物学者・福岡伸一氏がプロデュース。生命が絶え間なく変化しながらバランスをとる「動的平衡」を体感することで、生きることの意味と希望を再発見できる。光のインスタレーションなど、ダイナミックなインタラクティブ体験が待ち受ける。
シグネチャーパビリオン いのちめぐる冒険


イマーシブ展示とリアル展示で、あらゆる命の繋がりを表現。
『マクロス』シリーズなどを手掛けるアニメーション監督・河森正治氏がプロデュース。現実と仮想空間が融合したXRクロスリアリティを30人で同時体験できる「超時空シアター」や、宇宙から見た地球や太陽をほぼリアルタイムで見られる「宇宙の窓」などが展示される。
シグネチャーパビリオン Dialogue Theater ‐いのちのあかし‐


昭和前半に建てられた廃校舎を活用し、未知なる対話を楽しむ。
映画作家の河瀨直美氏のパビリオン。奈良県と京都府から譲り受けた3棟の廃校の資材を再活用。「対話」を通じて、世界の至るところにある「分断」を明らかにし、解決を試みる実験場で、スクリーンの向こう側にいる、国も年齢も異なる、どこかの誰かとの対話が叶う!
大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn

健康データをもとに生成された、25年後の自分に出会える!?
25年後の自分(アバター)と出会い、未来のヘルスケアや都市生活が体験できる(事前予約が必要)。さらに最新のヘルスケア方法を習得できるブースや展示で行動変容を促し、25年後の自分を救うような仕掛けも。心も体も洗浄できる「ミライ人間洗濯機」なる驚きの展示も。

地球をイメージした透明な球体「いのちの湧水(いずみ)」には水耕栽培による植物や、金魚をはじめとした生物が展示される。
チェコパビリオン


チェコ共和国から運び込まれたガラスで覆われたらせん回廊が見事!
意匠を凝らしたデザインが印象的な海外パビリオン。特にチェコは、ボヘミアンガラスが輝き、人生のあゆみを表すらせん構造の建物がひときわ目を引く。内部にはミュシャの哲学にインスパイアされた壁画などが飾られ、伝統料理のフュージョンやチェコビールも味わえる。
シグネチャーパビリオン Better Co‐Being

森を舞台に、来場者同士の繋がりや共鳴を促進する体験を。
データサイエンティストで慶應義塾大学教授の宮田裕章氏が手掛けるのは、屋根も壁もないパビリオン!? 中央にある「静けさの森」に寄り添うロケーションにあり、空中に浮かぶグリッド上の屋根を拠点に、石ころ状のデバイスなどを用いて、来場者に共鳴する体験を提供する。
シグネチャーパビリオン null2


物質とデジタルを合わせて、未知の風景を描き出す。
メディアアーティストの落合陽一氏が、「世界とは鏡である」という命題をテクノロジーで具現化。内部では合わせ鏡の効果により、無限に感じられる空間で未知の体験と遭遇できる。また来場者の体をデジタル化し、有機的に変形させた自分のアバターとの会話も楽しめる。
anan 2441号(2025年4月2日発売)より