『anan』創刊50周年を記念して、2020年にスタートした「anan AWARD」。10月15日にGinza Sony Parkにて開催した「anan AWARD 2025」より、塚原あゆ子さんの喜びのコメントをお届け。


授賞理由

anan award 2025

社会性を帯びた題材にエンターテインメント性が絶妙なバランスで加味されたドラマや映画を多数制作。ananの取材でも多くの出演俳優が塚原さんへの全幅の信頼を語る。2025年は「anan新作マンガ大賞」の選考委員も務めた。エンタメ制作への熱意と貢献に感謝を込めて。

見る者の心に響く名作を生み出す演出家に称賛

演出を手がけた日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』が大きな反響を呼んでいる塚原あゆ子さんが「anan AWARD 2025 カルチャー部門」を受賞。黒を基調とした赤い花柄のドレスに赤のパンプスと、情熱的な赤をアクセントにしたコーディネートで登壇。「コツコツやってきたことを楽しく見てくださっているのなら嬉しいです」と喜びを語った。

ananでは、ドラマ『アンナチュラル』や映画『ラストマイル』などの作品を一緒に制作したプロデューサーの新井順子さんや脚本家の野木亜紀子さんとの対談で作品づくりのこだわりを熱弁。

競馬の世界が舞台のドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』では「一生懸命、妻夫木聡さんら出演者の方々と取り組んでいる」と撮影裏を語った。塚原さんの登場シーンは39:08から

「anan新作マンガ大賞」の選考委員も。撮影では「基本的に裏方なので、お化粧してカメラの前に立つと緊張しました」と。「こういう賞をいただいた時、俳優さんたちは急に何か質問されても答えられるのがすごいなと思います」と表に立つスターを称賛し、「今は一生懸命に日曜の楽しい時間を生み出そうと『ザ・ロイヤルファミリー』を作っていますが、やっぱり大変。長い時間を描く物語なので、キャストの年齢の重ね方の見せ方も考えなくてはならない」と、視聴者の心を掴む名作を生み出す苦労にも触れた。監督として手がけてみたい作品について、「サスペンスやホラーが好きなので、やってみたい」と、今後の活躍に期待が膨らむ展望が飛び出した。

🐼 金のパンダを受け取って

幅広いジャンルのエンタメ作品を、これからもたくさん作っていきたい

「さまざまなテーマやジャンルに挑戦し、かつ作品をたくさん作りたいと思っている。そんな私の姿勢を評価してくださった気がして、本当にうれしいです。いつも、作品を通じて私が何を届けたいと思っているのかを深く取材し、記事にしてくださることに感謝しています。また

にて、共に選考委員を務めたマンガ家の東村アキコさんと松田奈緒子さんおふたりのクリエイターとしての姿勢に触れられたことが、個人的にはとても印象的でした。そこで受けた刺激を胸に、これからも作品づくりを頑張りたいと思います」

Profile

塚原あゆ子

つかはら・あゆこ 埼玉県出身。「TBSスパークル」演出家、映画監督。主な監督作品にドラマ『MIU404』『最愛』、映画『ラストマイル』『グランメゾン・パリ』など。2025年12月ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』が話題に。

写真・JOJI(RETUNE Rep/ライブシューティング) 中島慶子(ステージ写真) 小笠原真紀(インタビュー写真)スタイリスト・金 順華 ヘア&メイク・林 美穂 文・福田恵子(レポート) 河野友紀(インタビュー) 撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー

anan 2477号(2025年12月26日発売)より
Check!

No.2477掲載

NEXT!

2025年12月26日発売

来年のトレンド予想、私たちをとりまく社会の話、そしてネクストカミングな俳優さんやVTuberなどをピックアップ。10月に行われたanan AWARD 2025の受賞者の撮りおろし、そしてAWARDレポートも一挙掲載。モノクロでは第16回ananマンガ大賞の発表も。

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大晦日ということで各種イベントやカウントダウン、そして初詣のために、大勢の中に入っていく人が多そうですが、その一方で外出はせずに身近な人たちと、または好きなライブ配信者のもとに集まって、みんなで年越しを楽しむ人もたくさんいると思います。今日の暦はまさにそうした内容で、にぎやかさが強く表れています。

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