2025.09.18

彼女が“女風”を呼んだ理由──。第1回anan新作マンガ大賞・準大賞作品を公開!

「ラブストーリー」をテーマに実施された「第1回anan新作マンガ大賞」。準大賞はこづめさんの『世界に愛が無くたって』に決定しました。主人公と女性用風俗のセラピストとの心の交流を描いた温かい読み味の本作を作者のこづめさんへのインタビューとあわせて無料公開いたします。ぜひご一読ください!

作者・こづめさんにインタビュー!

interview

── 『第1回anan新作マンガ大賞』へ応募した動機は?

テーマが「恋愛もの」だったので応募しました。即売会やSNS上で漫画を発表したり、また商業誌での執筆経験もあったりと、日常的に漫画を描いていた中でこちらの漫画賞を知りました。

── 受賞作に込めた思い、制作意図などをお聞かせください。

テーマと応募条件を見た時、「相思相愛のハッピーエンド」が期待されているのかな、と考えましたがあえてその結末を迎えないことで、恋愛漫画としてどのように評価されるのか気になりました。

一度も恋が実らない、誰かの恋愛対象になった経験がない主人公ですが、自分なりに努力し恋愛と向き合い続け、

それでも思い通りにならない人生の中で、一生懸命に生きています。

賞を戴くことで「彼女の生き様は、誠実で美しい」と認めていただいたように感じられて、とても嬉しいです。

── 今後挑戦したいジャンルやテーマは?

働く人を観察するのが好きなので、酸いも甘いも嚙み分けた大人たちのお仕事漫画に挑戦してみたいです。

また京都在住なので「京都ならでは」なテーマも描いていきたいと思っています。

こづめ

多摩美術大学卒、京都在住。淡交社「マンガ ぼくらの京都」佳作(2019年)の受賞を経てSNSや漫画雑誌、実用書等幅広く執筆活動を行っている。趣味は弾丸旅行とレトロな看板探し。

「anan新作マンガ大賞」審査員の講評も公開中!

information

雑誌『anan』の55年の歴史の中で、初めて開催された新作マンガの公募、「anan新作マンガ大賞」。7月末に行われた選考会の結果と、選考委員3人、漫画家・松田奈緒子さん、東村アキコさん、演出家で映画監督の塚原あゆ子さんの講評も公開しています。

『anan新作マンガ大賞』は第2回の開催も決定! 2026年9月頭原稿募集開始、2027年1月末日締切を予定しております。テーマや選考委員など詳細は決まり次第、ananweb.jp、SHUROで発表します。

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