冬の温活には“20時筋トレ”と“22時ストレッチ”を取り入れて!

ライフスタイル
2017.01.08
冷えない体を目指すなら、まずは筋トレ。
冷え
冷えた体に効く経絡線。ブラトップ¥5,990 ショーツ¥6,490(共にリーボック/リーボック アディダスグループお客様窓口TEL:0570・033・033)

目の前にある冷えからくる辛い症状は、経絡ストレッチで整えるのが有効。そこで、スポーツトレーナー・坂詰真二さんとアピア均整院代表・松岡博子さんに体を温める筋トレ&ストレッチについてお話を伺いました。

冷えの改善に有効なのは、熱の発生装置である筋肉量を増やすこと。

「それに筋トレには交感神経を優位にする効果もあります。寝る3時間前までに行い、その後リラックス系のストレッチを取り入れれば、うまく副交感神経に切り替わり、良質な睡眠が得られるでしょう。こうして自律神経にメリハリがつくと、体温の調節機能も良好に」(坂詰さん)

午前0時までに寝るとしたら、20時に筋トレ、22時にストレッチが最適、というわけ。

効率よく温める部分筋トレ。

「人間の生命維持のため、何もしていなくても使われるエネルギーのことを基礎代謝といいます。そのうち20~40%のエネルギーを筋肉が消費。その際、熱が発生するため、筋肉量が減るとそのぶん熱の発生量も減り、体温は下がりやすい状態に。また、筋肉は刺激を与えないと、20歳前後をピークに衰える一方。適度な運動でピークに戻す努力が必要です」(坂詰さん)

そこで効率的に取り入れたいのが、部分筋トレ。

「狙うのは脊柱起立筋など大きい筋肉。また、加齢や運動不足で最も衰えやすい下半身も強化すると◎」

巡りを促す気血ストレッチ。

東洋医学で冷えの原因と考えられているのは“気”“血”“水”という巡りのバランスの崩れ。

「冷えで注目すべきは“血”です。“血”は心臓で温められて全身を巡りますが、流れが滞っていると、その間に血の温度が下がっていくため、体も冷えてしまいます。汗など体液を表す“水”も同じ。その2つの巡りを促すのが“気”なのです。そんな“気”の通り道である“経絡線”を刺激することで、巡りのバランスが改善。不調に合わせてピンポイントでストレッチをするといいでしょう」(松岡さん)

坂詰真二さん NSCA認定ストレングス&コンディショニング・スペシャリスト。『坂詰式正しい「筋トレ」の教科書』(カンゼン)など著書多数。

松岡博子さん アピア均整院代表、身体均整師。東洋医学にも精通。著書は『冷えとり気血ストレッチ』(毎日コミュニケーションズ)ほか。

ブラトップ¥5,990 ショーツ¥6,490(共にリーボック/リーボック アディダスグループお客様窓口TEL:0570・033・033)

※『anan』2017年1月11日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・佐藤恵美 ヘア&メイク・高松由佳(steam) モデル・栗山 遥 取材、文・保手濱奈美

(by anan編集部)

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