今年27年目となる長い芸歴を持ち、幼少期から映画やドラマ、舞台など数多くの話題作に出演してきた前田公輝さん。11月2日にPrime Videoでいよいよ世界独占配信される映画『ナックルガール』ではアクションシーンも盛りだくさんということで、本格的な肉体改造に初挑戦!
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「ちょうどこのananの撮影が『ナックルガール』のクランクアップ直後で、体を最も大きくしていた時期。例えばミュージカルに出演する時は、筋肉痛が出ると声の出が悪くなってしまうので、過度のトレーニングは控えて有酸素運動メインにするとか、役によってトレーニングの内容や体の大きさは意識してコントロールしています。理想は、ある程度の厚みを持たせた体。30代になると、特に胸筋をつけておかないとスーツを着た時の説得力が出ませんから」

今回の撮影中、鏡を見た瞬間に噴き出しつつも「でも、悪くないな…(笑)」とまんざらでもない様子だったのが、素肌にレザーベルトをまとった衣装。前田さんの新たな顔を引き出したカット。

「同じ事務所の鈴木亮平さんが演じた“変態仮面”に続く覚悟もしていましたが(笑)、着てみると思っていたよりパンクでカッコいいし、K‐POPのMVみたい。みなさんの見たいという欲求を可視化したり、自分に落とし込んで演じるのが役者の仕事でもあるので、この撮影でも、ある男の帰宅後の物語を想定して演じてみました。これまでサイコパスな人物やヒール役はたくさん演じてきましたが、見た目だけでは意外と本質はわかりにくいものなんですよね。だからこそ、作品として面白くなるとも思うし。日中はスーツ姿でも、家に帰ると隠していた姿を曝け出すような感覚は、一本の作品を撮っているかのようで、すごく楽しかったです」

20代前半までは、オスカー像を待ち受け画面にしていた前田さん。

「役者である以上、いつかアカデミー賞の授賞式が開かれるドルビー・シアターに行って賞を取ってやる! と今でも憧れを抱いています。でもプライベートで行きたいのは、フロリダにあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート。日本のディズニーリゾートもそうですが、アトラクション一つとっても史実に基づきこだわり抜いて作られていたりするので、知れば知るほど感動するし、のめり込んでしまいます。フロリダには敷地内に動物園があると聞き、ディズニー作品には動物をモチーフにしたものも多いので、新しい楽しみ方ができそう。以前、友達3人で東京ディズニーランドに行った時、僕の熱量が高すぎて引かれてしまったので、今度は同じディズニー好きと行きたいですね」

旅のマイルールやこだわりは、おしゃれをすること。

「旅行となると、汚れてもいい服や動きやすい服を選びがち。でも服でモチベーションを上げたいし、写真もたくさん残したいから、ハイブランドをさりげなく組み合わせながら一軍の服で行きたい。普段僕は、マネージャーさんにも驚かれるほどバッグや荷物を持ち歩かないのですが、旅先でも手ぶらが理想。携帯と財布、カチューシャにもできるサングラスだけをポケットに入れて、フットワーク軽く旅を満喫したいです」

まえだ・ごうき 1991年4月3日生まれ、神奈川県出身。ドラマ『大奥 Season2』(NHK総合)に出演中。日韓共同制作のクライム・アクションエンターテインメント映画『ナックルガール』はPrime Videoで11/2より世界独占配信。

ジャケット¥67,100 シャツ¥25,300 パンツ¥30,800 ネクタイ¥6,600(以上ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿 TEL:03・3470・6760)

※『anan』2023年10月25日号より。写真・樽木優美子(TRON) スタイリスト・藤長祥平 ヘア&メイク・松橋亜紀 取材、文・若山あや

(by anan編集部)

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