瀬戸内造船家具
破棄される造船古材を再利用した、オーダーメイド家具。
【造船古材】ダイニングテーブル(標準サイズ)¥131,000
船を建造する過程で、職人たちの足場板として活用してきた木材を使用している。手前は「ベンチ兼TVボード」¥79,000。
瀬戸内に位置する愛媛県今治市は、日本を代表する造船の町。この町では、これまでに日々、何千、何万トンという造船古材が廃棄、焼却処分されてきた。そこで造船古材の未来のために、それらを家具にアップサイクルする「瀬戸内造船家具」プロジェクトが始動。古材特有の風合いを生かしたダイニングテーブルやベンチなどをオーダーメイドできる。問瀬戸内造船家具 https://setouchi-upcycle.jp
エシカル・スピリッツ
福島と宮城のお酒や特産品を使って作るクラフトジン。
被災地の再生を応援するクラフトジン ふたば¥3,300
原酒とシナモンによる甘くて香ばしい香りと、トマトとマリーゴールドの青く爽やかな香りが特徴。ソーダ割りがおすすめ。
廃棄素材を使用したクラフトジンの生産を行う再生型蒸留所が、東日本大震災による被災地の復興を応援するジンを発売。福島県郡山市の酒蔵「仁井田本家」の粕取り焼酎を原酒に、福島県いわき市の「ワンダーファーム」のトマトや、町のほとんどが津波で流されてしまった宮城県仙台市の「平松農園」のマリーゴールドなどを加えた、香り高いジンだ。エシカル・スピリッツ https://shop.ethicalspirits.jp
iriser(イリゼ)
福島県南相馬市に生まれたガラス工房。温かみあふれるハンドメイド作品。
ガラスストロー「ドット」¥2,090 オリジナルガラスストローケース(さをり織り)¥2,200
繊細な技術で作られるストロー。洗浄ブラシ付き。携帯するためのケースは、同エリアの自立研修所「えんどう豆」とのコラボ作品。
東日本大震災に伴う原発事故により避難指示区域になった福島県南相馬市小高区。2016年に小高区の避難指示が解除され、震災から8年経った2019年に、南相馬市で暮らす女性たちがオリジナルブランドを立ち上げた。耐熱ガラスを使用したガラスアクセサリーやガラスストローなどを販売している。iriser https://iriser.owb.jp
森 星さんインタビュー
日本文化のユニークな魅力を世界の多くの人々に伝えていく新プロジェクト「tefutefu」。クリエイティブ・ディレクターの森星さんは、「モデルの仕事を通して、いろんな国の文化や個性を知るうちに、自国のルーツを掘り下げ、日本文化や地形の魅力を学んでいきたいというパッションが生まれました。また、コロナ禍に国内に目を向ける機会が増え、私たちの祖先による自然を最大限に生かしていたモノづくりや文化、生活様式に触れました。そこに現代を生き抜く暮らしのヒントがあるのではないかと思い、このプロジェクトを始めました。日本の自然素材とそこから生まれてきた和の感性を通して、自分なりの調和を見つけるきっかけをお届けしたいです」と語る。第1弾の試みとして、能登の里山・里海が育んだ豊かな作物と伝統食材のセットを販売中。
tefutefu(food)box¥6,500*送料込み
発酵食材とグランシェフ御用達の野菜をキュレーションした6種類をセットに。コンポストとして使用できるボックスに詰めて届く。tefutefu https://tefutefulab.com/ja
もり・ひかり 1992年4月22日生まれ、東京都出身。モデル。サステナビリティを体現するライフスタイルを発信。途上国の女子を支援する「公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン」のアンバサダーに就任。
※『anan』2022年3月30日号より。写真・森山祐子 取材、文・鈴木恵美
(by anan編集部)