美ハモ兄弟シンガーソングユニット・鈴木鈴木。ライブシーンでは結果が出ず、SNSにシフトチェンジ。すると、TikTokで人気急上昇。初のオリジナル曲「君と僕はさ」はサブスク総再生回数は現在1700万回を超えた。
57

――ライブハウスからSNSへ移行した流れを教えてください。

聖七:歌うことが小さい頃から好きで、5年くらい前から二人で音楽を本格的に始めました。ライブハウスで歌っていたんですけど、なかなか聴いてもらえなくて…。

十夢:お客さん0人、PAさんしかいない状態で歌ったことも…。

聖七:学生だったので、負担の大きいライブはいったん全部やめてSNSでやっていこう、と決めたのが3年くらい前です。TikTokは人気の“歌ってみた”動画から始めて、1本目で清水翔太さんの「My Boo」を二人でハモって出してみたら、ちょっとバズったんです。でも、すぐ落ち着いて、その1年後のカラオケメドレーでバ~ンッと! それからTikTokに力を入れ始めました。

十夢:フォロワー数が6万人になった時点で路上ライブをやったんですけど、200~300人集まったんですよ。観客0人だった僕らの名前を知ってもらえたのはTikTokと、日々拡散してくれる人のおかげ。TikTok様様、ファン様様です!

――TikTokでバズる法則みたいなものはあるのでしょうか?

聖七:学生の頃に制服で弾き語りしたものがウケたり、それは青春感がよかったのかなと思っています。制服でギター弾いて、ハモって、景色もキレイ。日常だけど、ここまでのアオハルはなかなか実際にはない! そういう世界観を体感できるのがTikTokなのかもしれないです。

――そうしてオリジナル曲の配信まで繋がったんですね。

十夢:はい。「君と僕はさ」を作った時は、TikTokでメロウ系の曲をいっぱい聴いて。トレンドが掴みやすいので、自分たちなりに研究しながら、エモいフレーズもTikTokで探しました。

聖七:TikTok内でもたくさん歌ってもらえて嬉しかった。また、TikTokには歌がすごく上手いのに、まだ日の目を見ていない歌い手がたくさんいます。密かに動向を追ったり、DMで繋がってコラボすることもあります。

十夢:小林柊矢、もーりー兄弟、TENSONGのたか坊、舟津真翔…。いっぱいいます。

聖七:みんなすごいから、負けてられないですね。

――TikTokで掴んだ夢の先に思い描く未来は?

聖七:コロナが収まったら、やっぱりライブをやりたい! がんばってきたから一発目は1000~2000人規模でできたら。

十夢:それと、TikTok本社にも行ってみたいです(笑)。

すずきすずき とむ(左)は2000年3月8日生まれ。せいな(右)は2001年7月18日生まれ。共に東京都出身。‘17年、グランプリを獲得した歌番組で、MCだった中居正広さんがユニット名を考案。

※『anan』2021年9月15日号より。写真・小笠原真紀 取材、文・小泉咲子

(by anan編集部)

Share

  • twitter
  • threads
  • facebook
  • line

Today's Koyomi

今日の暦
2025.5.
11
SUN
  • 六曜

    大安

  • 選日

    一粒万倍日 天恩日 月徳日

今の生活が本心に従ったものではない場合、不満に似た気持ちが抑えられず、自分の価値観に沿ったものに変えたくなる日です。夢や理想がある人なら、なおさらそこに近づこうとする思いは強まりますが、そうはいっても準備は必要です。見切り発車して後で困らないように、目的や期間、必要なお金などを考えておきましょう。

Movie

ムービー

Regulars

連載

https://ananweb.jp/tags/live-report
https://www.instagram.com/anan_mag/
https://ananweb.jp/regulars/visu-1gp