Q.アフターコロナ*の恋愛アプローチで、気をつけたいことは?
*俗に言う、コロナウイルス収束後の世界のこと。
【女性】
- コロナ対策や外出自粛期間にどんなことをしていたか聞いて、自分と合うかを見極める。(31歳・サービス業)
- 価値観や生活習慣の違いがはっきりしてくると思う。(24歳・商社)
- 相手との距離を縮めるまでに今まで以上に時間がかかりそう。(37歳・看護師)
【男性】
- 色々な意味でエチケットを大切にしようと思う。(26歳・林業)
- 消極的にならない。(39歳・建設業)
- こういった時にどう過ごすのかは、相手と自分の価値観を知り合う上で重要かも。(28歳・飲食系)
- 今までより相手の気持ちを考える。(31歳・福祉系)
Q.好きな人とどのように距離を詰めていきますか?
【女性】
A.1位…メッセージ、2位…デート、3位…二人で食事、4位…お泊まり、5位…電話、ビデオ電話
【男性】
A.1位…メッセージ、2位…二人で食事、3位…デート、4位…お泊まり、5位…電話、ビデオ電話
SNSでお互いの気持ちを確かめ合うのが今の形。
心の距離を縮める手段の1位はメッセージ。新しい生活様式の影響で、メッセージで距離を縮めていく傾向は今後さらに強まりそう。2位、3位はデートや食事など。相手に実際に会って本質を見極める定番のスタイルが支持を集めた。
Q.恋をしてから告白や付き合うまでにどのくらい時間をかけますか?
【女性】
A.1か月未満…10%、1~3か月…35%、4~6か月…12%、7~11か月…8%、1~3年…8%、3年超…9%、その他…18%
【男性】
A.1か月未満…21%、1~3か月…25%、4~6か月…12%、7~11か月…4%、1~3年…11%、3年超…12%、その他…15%
じっくり考えるより、3か月で可能性を判断。
電撃的に恋愛がスタートする人は少数派。ただ実際に恋愛に発展するには、1~3か月を目処にしたスピーディ派が男女ともに多かった。今後は会う機会が限られるので、付き合いに発展するまで今以上に時間がかかる可能性も。
Q.マッチングアプリを利用したことがありますか?
【女性】
A.ない…78%、ある…22%
【男性】
A.ない…86%、ある…14%
Q.「ある」と答えた方、最大でどこまで相手との距離を縮めることができましたか?
【女性】
A.マッチしなかった…18%、マッチした…23%、連絡が続いた…9%、実際に会った…41%、
付き合った…9%
【男性】
A.マッチしなかった…43%、マッチした…29%、連絡が続いた…0%、実際に会った…14%、
付き合った…14%
出会いの場として、アプリの利用も一般化。
女性のアプリ利用者は5人に1人と、少しずつ一般に浸透してきた様子が窺える。さらに、マッチングしたのち、4割もの人が実際に対象相手と会っていることが判明。出会いの場が限られる今後、さらに様々なアプリが増えるのでは、と山名さんは予測する。
*このアンケートは、23~39歳未婚の一般女性100名、一般男性100名と、anan総研メンバーを対象に行いました。
心の距離を縮めるには、物理的な距離を縮めて。
「SNSの普及で、お互いを知るためにメッセージに頼る人が増えていますが、“物理的な距離”が“心の距離”になるのが心理の基本。メッセージは、最善の言葉で発信できるので、相手の本音、本質を知るためには、やはり直接会うことが大事な点は忘れないでほしいです。またマッチングアプリは、相手を見極める力が求められる方法でもあります。自分のことすらわかっていない人がアプリを利用しても、相手を見極められず、迷走してしまう可能性も。さらに、相手選びの基準を、第一印象や価値観が合うことだけにしていると、出会いの可能性が狭まります。自分にないものを持っている人と、補い合う恋愛の形があることも知っておきましょう」(公認心理師・山名裕子さん)
山名裕子さん 公認心理師。「やまなmental care office」を開設し、クライアントのストレスケアやメンタルトレーニングなどに従事。
※『anan』2020年7月8日号より。イラスト・maegamimami 取材、文・板倉ミキコ
(by anan編集部)