“3年A組”で注目の萩原利久 満島真之介と飲みたいワケ

2019.7.26
ドラマ『3年A組―今から皆さんは、人質です―』で、教師と内通していた出席番号1番の生徒を演じ、人気上昇中の萩原利久さん。今夏、アーデンの森を舞台に、青年と前公爵の娘の恋愛模様を描いたシェイクスピアの恋愛喜劇『お気に召すまま』に挑む。シェイクスピア作品というと、やはり難解?

「自分の中になかったものを表現したい欲が出てます」

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「僕も、“シェイクスピア=難しい”という固定観念を持っていたひとりでした。実際、聞き慣れない言葉もあって、簡単ではありません。でも、描かれている感情や欲はとてもシンプル。今回の翻訳では隠語もあって、いろんな解釈ができます。でもこれが正解ということはないので、感じたままを受け入れてもらえたら」

演じるのは、羊飼いの娘に猛烈にアタックする羊飼いシルヴィアス。

「これ以上ないくらい、欲望むきだし! 僕が現代の日本であそこまで欲望のまま動いたら、絶対に嫌われてしまいます(笑)」

満島ひかりさん、坂口健太郎さんと豪華なキャストにも注目が集まる本作品。その誰しもが稽古場では「可能性を探し続けている」そう。

「僕以外の皆さんからは、初日からアイデアがポンポン出てくるんです。そうした刺激的な場にいると、自分の中になかったものを表現してみたい欲が出ますね。そしてすごく自由。失敗が怖くなくなったことがすごくありがたいです」

20歳を迎えて、お酒を嗜むようになった萩原さん。特に酌み交わしてみたい共演者は?

「(満島)真之介さん。二人ともNBAが好きだから、一回ぐいっと深いところまで話したい。僕、興味あることに対しては絶対に負けたくないんで、自分より知識があったらものすごく悔しいだろうな(笑)」

はぎわら・りく 1999年2月28日生まれ、埼玉県出身。’08年デビュー。’15年、『イノセント15』で映画初主演。『帝一の國』などにも出演。映画『アイネクライネナハトムジーク』が9月20日公開予定。

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『お気に召すまま』 オーランドはロザリンドと恋に落ちるが、兄オリバーに命を狙われアーデンの森に逃げる。そこでは人間のあらゆる欲望がうごめいていた。7月30日(火)~8月18日(日)※追加公演も決定 東京芸術劇場プレイハウス 演出/熊林弘高 出演/満島ひかり、坂口健太郎ほか S席8500円*税込み 東京芸術劇場 TEL:0570・010・296

※『anan』2019年7月31日号より。写真・小笠原真紀 インタビュー、文・小泉咲子

(by anan編集部)

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