SUPPORT(障がい者支援)
持続可能な社会に求められるのは、どんな人でも安心して暮らせる地域の実現。
「働く意欲がありながら、障がいなどの理由により一般の事業所に就職することが難しい人々に就労の機会を与えることも大切なことです。最近では、彼らのアーティスティックな感覚や個性を生かした製品も増えてきました。こうした製品は、一般販売はもとより企業が社会貢献事業の一環として購入し、イベントなどで配布することも。障がい者支援の一つのスタイルとして浸透し始めています」
【1】猫のイラストがキュートなマグ。
奈良県にある福祉施設「たんぽぽの家」。障がいのある人もアートを通じて自由に自分を表現できる「アートセンターHANA」を併設している。外側と内側に猫のイラストが描かれたマグカップは、持ち手部分に星のマークをあしらうなど、遊び心いっぱいのデザイン。ゴロちゃんマグカップ¥1,000(chikuru makuru/GOOD JOB STORE https://goodjob-online.com)
【2】ハンカチブランドとのコラボが実現。
障がいのある人がアートを仕事にすることができる環境をつくることを目的に設立された組織「Able Art Company」とハンカチブランド『H TOKYO』がコラボレートし、所属アーティストの作品をあしらったハンカチ。自由なモチーフと独創的なタッチのイラストをプリントしたハンカチはギフトにもぴったり。ハンカチ 各¥1,800(H TOKYO×Able Art Company/GOOD JOB STORE)
【3】雇用を促進するハンドメイドブラシ。
手工芸ならではのぬくもりと、伝統的でありながらモダンな佇まいを感じるプロダクトを得意とするスウェーデンの老舗ハウスウェアメーカー『イリス ハンドバーク』によるブラシ。目の不自由な人たちが一つひとつハンドメイドで製作している。上・ベジタブルブラシ¥2,000 下右・ベイカーブラシ¥600 下左・マッシュルームブラシ¥2,000(以上LABOUR AND WAIT TOKYO TEL:03・6804・6448)
中野 博さん 環境ジャーナリスト、エコライフ研究所所長。企業のエコブランディングや講演活動を行う。『あなたがきらめくエコ活!』(東京書籍)など著書も多い。
※『anan』2019年3月13日号より。写真・山口 明 スタイリスト・野崎未菜美 取材、文・宮尾仁美 リサーチ協力・長坂磨莉 撮影協力・AWABEES TITLES UTUWA
(by anan編集部)
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