完璧を目指すのはやめる! 手抜きは悪くありません。
何かと便利になった昨今の世の中。そのおかげで家事の時間もグッと短縮されたかと思いきや…。
「実はここ20年で、1日10分くらいしか短縮されていない。逆に、おしゃれ着の洗濯が自宅でできるようになったり、清潔志向が高まっていることで、家事は増えているのが実情です。手抜きをすると“だらしない”などと言われた時代もありましたが、このご時世、特に働いている女性が、あれもこれも完璧にやろうとするのは、もはや無理。手抜きは悪ではなく、むしろ合理化なんです」
と語るのは、知的家事プロデューサーの本間朝子さん。
「日々の家事の難易度を下げましょう。例えば、平日はフローリングワイパーで気になるところだけ拭き、掃除機は週末のみにするとか。あるいはどうにも苦手なことは、業者に頼むのも手です。また、“汚さない暮らし方”を意識するのも一つの手。そうすることで、イヤな家事を少しずつ減らすことができますよ」
家事を減らすために心がけることをご紹介。
帰宅後まず座って一息するのをやめ、“散らかさない動線”を体で覚える。
「私の場合、まずキッチンに食材などを置き、コートやバッグ置き場に行き片付け、同時にその付近に置いたゴミ箱にDMなどを捨てる。着替え後脱いだ服を洗濯機近くに置き、手を洗いアクセを外し収納し、キッチンに戻り食材を片付けます」
フローリングワイパーの幅の分だけ、家具と壁の間を空けておく。
「掃除に関しては、“掃除しやすい環境”にしておくことが大事。例えば家具を置く場合、フローリングワイパーが入る幅の分、壁から離して設置すると、掃除がしやすくなります。それだけで、“やりたくない気分”が少しは減るものです」
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