
モテの定義が変わってきた背景には、女性の社会進出や経済状況の悪化が。SNSの普及も影響していると博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダー・原田曜平さんとマーケティングライター・牛窪恵さんはいいます。今回は、このお二人にモテ男子の新たな定義を決めていただきました!
友達の延長の恋愛が理想。クールより“気さく”がカギ。
SNSの普及や恋愛離れから、異性も含めた友達関係を重視するのが現代の特徴。恋愛も友達から発展するケースが主流で、親しみやすさは今どきモテの必須要素に。「たとえイケメンでも、近寄りがたければ鑑賞用止まり。気さくで気配りもできる、ひな壇芸人のようなタイプが人気です」(原田さん)
聞き上手は恋愛上手! “共感力”の高さがモテの肝。
働く女性たちは少々お疲れ気味。愚痴や悩みを聞いて癒してくれる男性なら、いつでも歓迎。「女性は共感されたい生き物。ただ聞くだけでなく、どれだけ共感してくれるかが重要。女性の話を頷きながら聞き『大変だったね』と、頭をポンポンできる“横から目線”の男性は間違いなくモテます」(牛窪さん)
カッコよくキメすぎはNG。自然体で気が利くのが大事!
何事も“過剰”を嫌う今どきの若者たち。ファッションや振る舞いは自然体かつ、さりげなく気が利いているのが◎。「普段はマメじゃないけど、旅先でお土産を買ってくるなど、ささやかな気遣いがモテ効果大」(原田さん)。「やりすぎない気配りは誠実さも感じられ、女子はときめきます」(牛窪さん)
中性的な要素は必須項目!? 料理男子モテは世界基準に。
配りが重視されたり、子育てや家事のシェアが当たり前になるなど、男性も女性的要素を求められる時代に。「女子化現象は、実は他の先進国でも。日本と同様に料理を趣味にする男性が多くなり、男の料理本が売れています。今、世界の男の3大趣味は“料理・映画・散歩”というリサーチ結果も」(原田さん)
うしくぼ・めぐみ マーケティングライター。テレビ番組のコメンテーターやトレンド分析も。近著は『「男損」の時代』(潮出版社)。
※『anan』2017年4月19日号より。イラスト・黒猫まな子 取材、文・熊坂麻美
(by anan編集部)
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