「腸活を成功させたいなら、ウンチを見るべき!」と腸活プロデューサーの長瀬みなみさん。日々の腸活の成果をこまめに教えてくれるウンチをチェックして、食べたものがちゃんと吸収されたのか、自分に合った食べ物だったかなど、きちんと把握しよう。ここでは、トイレでの過ごし方について、長瀬さんが教えてくれました。
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トイレでの過ごし方
正しい座り方

斜め45度前かがみのポーズ。つま先を立てる。
排便姿勢を工夫すれば、スルッと出しやすくなる。
スムーズに排便するために座り方も工夫を。肛門近くにある直腸は、排出直前の便が溜まる部分。「普通に座ると直腸が折れ曲がってウンチが出にくくなります。前かがみになると直腸が伸びて排便がスムーズ。さらに少し膝を広げ、つま先立ちになるといきみやすくなります」

左下腹部のS状結腸に便が溜まる。ウンチが出にくい時は上半身をゆっくりひねって腸を刺激し排便を促す。右側だけでなく、左側にもひねる。呼吸もゆっくりすると効果的。
滞在時間

いくら出なくても、長時間滞在はNG。
排便は、副交感神経が優位なリラックス状態で促されるもの。トイレに入って便が出ないと焦っていきんでも、なおさら便は出なくなる。「2~3分しても出ないなら諦めて出直す。その後、便意をもよおしたらすぐトイレへ、が基本です」
温水洗浄便座

肛門は繊細な部位。不必要な刺激は控えて。
水圧で肛門を刺激し、便意を促している人は要注意。「便意は、肛門付近に便が集まって周囲の神経が反応してもよおします。外部刺激で便意を促すと自然な便意が起きにくくなり、長時間の水圧刺激で繊細な肛門を傷つけてしまう可能性も」
教えてくれた方
Profile
長瀬みなみ
腸活プロデューサー。“腸活と発酵でHappyな人生を”をモットーに、全国でセミナーを開催。イベントや商品のプロデュースも行う。近著は『ムリしない腸活 おなかとうんちとの付き合いかた』(緑書房)。
anan2456号(2025年7月23日発売)より