ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、パートナーと考えるフェムケア。カップルとしての等身大な姿が支持されているJOYさん&わたなべ麻衣さん夫婦に聞く、女性特有のお悩みに対する向き合い方とは?

寄り添い方を学ぶことが関係性の成長に繋がる。

2019年に結婚。翌年10月に第1子となる女の子が誕生したJOYさん・わたなべ麻衣さん夫妻。共にタレント、モデルとして働きながら家事や子育てをシェアしているお二人に、パートナーとのフェムケアの向き合い方を語ってもらいました。

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わたなべ麻衣:私は生理が重く、薬を飲まないと全く動けなくなっちゃうタイプ。JOYくんには付き合い始めの段階からそれを伝えていたので、「カイロ貼る?」「何か買ってこようか?」と対応してくれるようになりました。

JOY:最初に話してくれてよかった。僕には姉がいるけれど、僕が高校生になる頃には家を出ていたから女性の体に対する知識がなくて。麻衣ちゃんに聞きながら、少しずつ寄り添い方を学んでいった感じです。

麻衣:男性は生理を経験していないから、具体的にどうケアしてほしいのかはわからないと思うんですよ。なので“察してほしい”と思わずに、今どういう状態で何が必要なのかを口に出して伝えることがすごく大切。

JOY:生理に限らず、“言わなくてもわかるはず”っていうのはお互いにやめた方がいいよね。

麻衣:夫婦とはいえ他人だからね。私の場合、出産を境に肉体的にも精神的にもかなり変化があったんです。生理は不思議と軽くなったんですが、その一方で感情の波がコントロールできずに、普段なら気にならないことで泣いたり怒ったりしていた時期も。そういう時は「ごめん、今日は全部イライラしちゃうと思う」ってあらかじめ伝えていました。

JOY:メンタルの乱れに関しては、出産前から二人で勉強して理解していたんです。なので、実際にそうなった時も「きたね」って感じでギクシャクせずに対応できましたね。今はネットで調べればすぐに情報が得られるから予習しやすいし、その際にどう対応するか夫婦で話し合っておくことも大切だなって思います。

麻衣:最近は、世の中的にフェムケアに関する話題がオープンになって情報量も増えていますよね。とはいえ、“そういう話はしたくない”っていう昔の感覚が抜けない人もまだ多い気が。私たちが学生の頃って生理について学ぶ時は男子が別の部屋に移動していたけれど、そこを別々にする必要はないよね。

JOY:本当にそう。僕自身も、もっと若い頃からしっかり学んでおくべきだったなと反省する部分も。学生時代から教育に織り込んでいくことで、女性のメンタルや体のことを考えられる男性が増えると思う。

麻衣:生理用品や膣ケア製品も、一般的に隠す傾向があるじゃない? 購入時に紙袋に入れたり、自宅でも見えない場所に収納したり…。隠さなきゃとか、恥ずかしいと思う文化を取っ払っちゃった方が、男性も身近に感じられるんじゃないかな。

JOY:バレンタインみたいに、男性が生理用品や膣ケアグッズを女性に贈る日があってもいいよね。男性の意識もポジティブになる気がする。

麻衣:たしかに! 私たちの周りの夫婦を見ても、半数くらいの男性が女性の体について全然知らなかったり、子育てにも全く参加していなかったりするんです。YouTubeのコメント欄にもそういった相談をいただくことが多いので、生理や女性に対するケアに関してしっかりと通じ合える関係性がもっと増えていくといいなと思うんですよ。

JOY:それにはやっぱり、コミュニケーションに尽きるよね。僕ら夫婦はそういったケアや子育てについてユーモアを交えつつオープンに話し合っているけれど、その方法を全員にオススメするわけではなくて。人それぞれスッと入ってくる伝え方が違うし、関係性の築き方もカップルによって違いますよね。ただ、結局のところはお互いを尊敬する気持ちを根本に持つことが大事。それがあれば、相手をいたわる心や感謝の気持ちも自然に生まれるはず。

麻衣:尊敬と感謝はすごく大切! 私たちも「ありがとう」は言いすぎっていうくらい言っているし、産後のイライラ期を含めてさまざまな問題を乗り越えてきて、心の繋がりがすごく深くなったと感じています。

JOY:パートナーとしての関係性が成長しているのはすごく感じるよね。僕個人でいうと、麻衣ちゃんや自分の母親を通して女性に対する尊敬が強くなって、周りの女性への意識も変わりました。普段と様子が違うと“今日は体がしんどいのかな?”と思い浮かぶようになったし、ホルモンなどの影響で感情が抑えにくい日があるのも理解できるように。

麻衣:女性同士も同じで、そういう周りの人への尊敬やいたわりの気持ちをみんなが持てるようになったら、もっと優しい社会になる気がするな。

JOY:本当は男性同士の会話でもこういうトピックが上がるようにならなきゃいけないと思うんですよ。今はまだピンときてない男性も多いと思うので、僕も取材やいろんな機会を通じて発信していけたらと思っています。もう少し時間がかかるかもしれないけれど、少しずつ意識が高まっていったら嬉しいよね。

麻衣:そうなってほしい! そのためには、まずは自分にとって一番身近なパートナーを見て学んでいくのが実感しやすいんじゃないかな。

ジョイ 1985年4月15日生まれ、群馬県出身。モデル活動の他、バラエティ番組でも大人気に。昨年「イクメン オブ ザ イヤー 2021」を受賞。夫婦のYouTubeチャンネル「JOY MAI HOUSE」では妊婦体験も。
衣装はすべてスタイリスト私物

わたなべ・まい 1989年9月23日生まれ、広島県出身。雑誌や広告など幅広く活躍する他、女性向けサプリメントのアンバサダーも務めている。インスタグラム(@mmaaiipp)のフォロワー数は54万人を超える。
トップス¥6,600(used/ライズ TEL:03・6427・6015) 肩にかけたトップス¥52,800 スカート¥66,000 パンツ¥53,900(以上ダブリュカシミヤ/ショールームリンクス https://www.links-partners.com) その他はスタイリスト私物

※『anan』2022年7月20日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・松野下直大(JOYさん) 阿嘉遥菜(麻衣さん) ヘア&メイク・馬渡さやか(BLANCO/JOYさん) 加藤ゆい(dringe/麻衣さん) 取材、文・真島絵麻里

(by anan編集部)

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