文/桐生奈奈子
雨の日はNG! 雨水が目立つアイテム5つ
まずは雨の日のコーデには控えたいアイテムを紹介します。
雨水による色の変化が起きやすい素材

雨の日に注意が必要なアイテムは、以下の3つ。
・サテン素材のアイテム
・グレー系の服
・キャンバス地のアイテム
サテン素材のアイテムは、雨が少しでも付着すると色がみるみる変わってしまうことも。レーヨンなどが使われたブラウスもデリケートでダメージを受けやすいので注意が必要です。
また、グレージュなどグレー系のアイテムは、雨水の色が濃く染み込みやすいので避けたいところ。加えて、キャンバス地も、要注意! スニーカーが雨水を吸収して靴下まで濡れてしまったり、キャンバス地のスニーカーは乾きにくいので場合によっては翌日まで靴が乾かない、なんて事態にもなりかねません。
ホワイト系やレザーのアイテム

さらに、ホワイト系のアイテムやレザーグッズも使わない方がいいでしょう。特に白いシューズはコンクリートを歩いていても、ソール部分が汚れやすくあっという間に真っ黒になってしまいます。どうしても“白アイテム”を身に着けたいと思ったなら、傘で雨水から守られるトップス類で身に着けるのがベターです。
さらに、革素材のバッグも注意が必要! 特に大きな革バッグは、防ぎきれなかった雨で傷んでしまうことも。傘で死守できそうな小ぶりのバッグなら、大雨でなければ取り入れてもいいかもしれませんね。
雨の日でもOK! 梅雨時期でも安心のアイテム6つ
続いては、晴れの日も雨の日も、身に着けやすい万能アイテムを紹介します。天候にも左右されないワードローブで、憂鬱な梅雨シーズンを乗り越えましょう。
柄ブラウス&シャツ

梅雨シーズンの雨の日は、湿度が高く、雨が降ってない日よりも気温が低め。ライトアウターを羽織ると、蒸し暑く感じてしまうこともありますよね。そこで活躍するのが、長袖のシャツやブラウス。
ストライプ柄のシャツは爽やかな雰囲気もあって、気分までシャキッとできそう! ブラウスには無地でもカットワークレースなどデコボコとした素材感のシャツを選ぶと雨水が目立ちにくくなります。
濃い色のボトムス

雨が降ったり雨風が強かったりする日のコーディネートは、ボトムスから選ぶのが正解です。雨を傘でカバーしにくいので、濃い色のボトムを選びましょう。
ウエストインとウエストアウトそれぞれに向いた濃い色のボトムスを持っておくと、幅広いトップスに対応できます。水をはじきやすいシャリ感のある素材だと、より適しています。
靴は雨に強いサンダルや水をはじくスニーカーを

最近は、レインブーツやレインシューズでもさまざまな種類が展開されていますね。なかでもラバー素材のアイテムは、たしかに水に強いですが、雨の日にしか出番がないなんてことも…。よって、晴れの日もコーディネートになじみやすく、雨にも対応できるシューズを持っておくと安心です。
スニーカーなら、撥水性のあるレザー系のものがあると心強いです。ソールが厚ければ、水たまりもへっちゃら! 撥水加工がされていて、普段使いしやすいパンプスを持っておくのもおすすめです。
ビーチサンダルも一足あると便利! 水に強い素材でできているものが多く、雨による汚れを気にせずにすみます。スポーツサンダルやアウトドアサンダルは、底がギザギザになっているなど機能的なアイテムが多いので、滑りにくいメリットも。
雨の日も心配無用! 万能アイテムによる梅雨コーデ

雨の日のおすすめアイテムを使って、コーディネートを組んでみました。柄の入ったシャツにシャカシャカ系のジョガーパンツ、フェイクレザーのスニーカーを使って雨の日も取り入れやすい梅雨コーデが完成!
ヘアスタイルも、湿気でスタイリングが難しくなりがちなので、一つ結びに。どれも晴れの日に身に着けていたいほどお気に入りのアイテムなので、雨の日でも気分が上がります。
手持ち服が少なくてもいろいろなシーンでおしゃれに困らないワードローブを完成させるためには、天候に左右されにくいアイテム選びも重要です。初夏のお買い物の参考にしてみてはいかがでしょうか?