アンケートからあぶり出す! 好感度メッセージテク。
忙しく見せないことでKEEP IN TOUCH。
誘いたいのは“忙しいアピールをしない”人。
「人は誰かを誘いたいと思った時に、誘いやすい人を選びます。ですからあの子は呼べばいつでも来る、ぐらいに思われておいた方が連絡を取りやすい。いつもスケジュールが埋まってるように振る舞うなどのリア充アピールはしない方がいいですね」(心理カウンセラー・五百田達成さん)。ただ、長期的には注意点もあるとか。「すべてを相手の都合に合わせすぎると、相手優位の関係が生まれて自分が辛くなるので、こちらも気楽に構えましょう」(心理美容家・愛葉香さん)
返すタイミングは相手のペースに合わせるのが基本だが、時には即レスもよい。
盛り上がった勢いでの即レスは距離を縮める。
“自分がしばらく話せるタイミングなら即レス”という意見も多数。「既読がすぐにつけば会話を続けても問題ないですし、共通の話題で盛り上がっている時に即レスをした方が感じは良いですね」(愛葉さん)。「おしゃべりが長く続くだけで“気の合う人”“いい人”、さらには“面白い人”なんて思わせる効果も。言ってしまえば、会話の内容よりもちゃんと会話が続いていることが、相手との距離を縮めるのです」(五百田さん)
「笑」「(笑)」「www」は、相手が使うまで使わない。
すれ違いが不安なら、相手が使うまで控えて。
“誤解が気になる”という人も多い“(笑)”の使い方。「笑顔の代わりに使ったとしても、もしかしたらあざ笑っているように捉える人もいるかもしれません。不安なら、相手が使うまで控えるのもいいでしょう」(愛葉さん)。判断を間違えなければ、良い点も。「言い切りは強すぎるので、最後に“ね”をつける感覚だと捉えてもいいと思います。“(笑)”があることで、一般的に敵意がないことは相手に伝わります」(五百田さん)
「ご挨拶」「お礼」「お祝い」が三種の神器スタンプ。
王道系スタンプは画面が華やかになり和む。
ポジティブな話題で使いやすいこの3種類は、鉄板! 「いろんなシチュエーションで使えるハッピー系スタンプは、持っていると便利。言葉で『おめでとう!』と送った後にスタンプをつければ華やかさがあり、視覚で気持ちが伝わりやすくなります。クセが強すぎない王道系スタンプを常備して」(愛葉さん)。「テキストだけよりも場面を和ませるスタンプ。だからこそ、よく使うこの3つはあるといいですね」(五百田さん)
1メッセージは“ちょっとあっさり”の2~3行。
長い文章は気分を重くさせる。
長く書きたい思いがあっても“雑談なら相手の返事のしやすさを優先する”という気遣いテクニック。「相手と同じように返そうと思う心理がはたらくので、長いメッセージが来ると、返事をするのに気分が重くなります。スクロールせずに画面内の範囲でパッと読める2~3行が妥当です」(愛葉さん)。「画面設定は変えられるので、人それぞれだということを前提にしつつ、一般的には2~3行が正解です」(五百田さん)
ラリー終わりは「報告してね!」で締める。
未来の話や興味をにじませるのは大正解!
「この話飽きたからおしまい、とは言えません。そこで、このように未来の話にするのはとても賢いと思います。切り上げながらも、楽しみにしている感じが出ますね。うまいです!」(五百田さん)。「ほかにも『また教えてね』『今度聞かせてね』でもOK。今は話を終わらせるけど、ちゃんとあなたのその話に興味がありますよ、という気持ちが伝わるので、相手も気分を害しません」(愛葉さん)。文脈に合わせて、ぜひ応用を。
愛葉 香さん 日本心理学会認定心理士、心理美容家として活動。国際線の元CAの経験を生かして、企業イベントや結婚披露宴などの司会として活躍している。
五百田(いおた)達成さん 作家、心理カウンセラー。セミナー、講演、執筆など多岐にわたり活動中。著書に『超雑談力』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか多数。
※『anan』2021年4月21日号より。イラスト・いいあい 取材、文・若山あや
(by anan編集部)