【Neo町中華】新世代が営むお店が増加。入りやすくなり、人気が上昇。
BSの人気番組『町中華で飲(や)ろうぜ』に5年間出演していた高田秋さん。開始当初は、おじいちゃんとおばあちゃんが昭和から営むようなお店が多かったそう。
「昔ながらのお店の魅力は、長年地元で愛されているお店が持つ“実家に帰ってきたような居心地の良さ”と、多くのメニューが安くて美味しいこと。いまももちろんそういったお店は健在ですが、それに加えここ数年で、若い世代が経営する町中華が増加しています。おしゃれなデザインののれんをくぐると店内はキレイめなインテリアのお店が多く、“本当に町中華なの?”と思ってメニューを見ると、チャーハンに餃子、きくらげ卵炒めなどいわゆるおなじみの町中華料理がズラリ。昔ながらの町中華には入る勇気がなかった女子たちも訪れやすくなり、仕事帰りに1人で晩ごはんを食べに寄ったり、女子会的に友達と行ったり、デートで来る人たちも増えている印象です」
未経験の人がNeo町中華を楽しむためのポイントを聞いてみると…。
「まずは瓶ビールと餃子、あればザーサイをどうぞ。だいたいの町中華は、それで1000円払ってもお釣りがくるほど安いです。その後はチャーハンを食べてほしい。思わず毎日通いたくなる美味しさが待ってますよ」
1、ふわふわとろとろの木耳玉子炒めを、ぜひ!
高校時代に町中華に魅せられた店主が営む、荻窪の街で愛される町中華。店主曰く、普段使いのお店として、気軽に食べて飲んで、お腹いっぱいになってもらうのが嬉しいのだそう。「ここは卵料理が本当に美味しくて、とろとろの木耳(きくらげ)玉子炒めは“ごはん泥棒”といわれるくらいの絶品。私はこのメニューを食べて、きくらげの魅力に目覚めました(笑)。チャーハンもおすすめです」
2、町中華への愛たっぷりの店主が鍋を振るう。
今はなき町中華の名店のチャーハンを再現すべく、中学時代から研究を重ねた店主が27歳のときに開いたお店。店主の“町中華への愛”が満ち溢れている。「その、背脂たっぷりのシンプルなチャーハンは、これぞ町中華の王道という素晴らしい一皿。油と卵の甘さがふわっと広がるのがたまりません。他にも、店主の方が大好きだったけれど閉店したお店のメニューだった手羽料理も最高です」
3、町中華で、ホテルレベルの上品な味をどうぞ。
京成線京成中山駅のすぐとなりにあるこちらは、真っ白なのれんがかかった入り口が「町中華には見えない」と高田さん。名店やホテルのレストランなどで中華を学んだ店主が鍋を振るう。「清潔感のある店内は女性でも居心地よし。またお皿が素敵なところもNeoな感じがしておしゃれだと思います。オーソドックスな料理も味わいが上品で、さらに季節で変わる限定メニューもおすすめです」
PROFILE プロフィール
高田 秋
タレント、モデル。1991年生まれ、北海道出身。趣味は立ち飲み屋巡りで、唎酒師や日本酒品質鑑定士などの資格も持つ。YouTubeチャンネル「高田秋のほろ酔い気分」が人気を集めている。