扉を開けると、炭火の炉を中心にした調理場をカウンター30席が囲む大胆な作り。これが焼鳥屋さん? 千駄木で人気の、10席だけのマニアックな『焼鳥今井』が華麗なる移転変身を遂げた。店主の今井充史(たかし)さんは時間をかけて一人でもてなすスタイルを築いてきた。ただ、そこには人数の限界がある。
この店で目指すのは、大勢のスタッフで大勢のゲストをもてなすこと。席数を3倍に増やし、スタッフも8名に増強。「一人ではできない、チームでできることを目指したい」という。『焼鳥今井』の特徴は、焼鳥にこだわるだけでなく、野菜も豊富なこと。それが女性一人客を呼び寄せる。飲み物も国産ワインを用意。今井さんは常に時代の一歩先を歩いている。
ちなみに焼鳥は奥久慈の軍鶏を丸鶏で仕入れ、店で約20種の部位にさばき、串を打ち、炭火で焼く。適度な弾力の健康的な肉質は、インパクトだけでなく、かみしめるとジンワリと旨味がにじみ出てくる。内臓系は名古屋コーチン、ねぎ間は赤鶏と種類によって使いわけるのも、それぞれ特徴ある肉質だから。
焼鳥は1本400円だが、フランス産ラカンの鳩2500円、バスク産キントア豚のほほ肉1500円など、フレンチレストランにも負けない素材を誇る焼鳥屋さんなのだ。
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