
左から、田中彰(たなかしょう)、佐藤陽(さとうひなた)、石川晃多(いしかわこうた)、佐藤蒼虎(さとうしげとら)、古嶋滝(こじまたき)
――2月19日に1st Album「JET BOY」をリリースされますが、アルバムの楽曲で、それぞれ自分の気に入ってるところを教えてください。
古嶋滝 自分は「TEN」という曲が好きですね。ラップも担当させてもらったんですけど、勢いのある部分を見てほしいですし、サビもエモーショナルで、等身大の自分たちが感じられると思います。
佐藤陽 「PARTY IN HERE」という楽曲が好きです。ステージでも、みんなで踊って楽い雰囲気になりそうっていう想像ができますし、聞いていると身体か自然と動く感じだと思います。自分がファンキーなダンスが好きなので、この曲で早く踊りたいですね。
石川晃多 好きな曲はいっぱいあるんですけど、特に「CITY LIGHT」が大好きですね。僕はバラードが好きなんです。だから、「CITY LIGHT」を最初に聞いたときに、どう歌おうかめちゃくちゃ考えて本番に挑んだんですけど、シチュエーションを思い浮かべながら歌いました。自分の良さが存分に出せる楽曲になったらって思っています。
佐藤蒼虎 僕は「Banger」も好きなんですけど、陽くんと同じで「PARTY IN HERE」も気に入っています。TJBBって、がつがつした前のめりな曲が多いんですけど、この曲は雰囲気があって、ファンの皆さんともコミュニケーションができそうな曲になっていて、楽しい楽曲だと思うので、特に好きです。
田中彰 表題曲でもある「B.A.D(Breaking All Destinations)」ですね。自分たちも力を入れています。フォンクってジャンルで、チャレンジングな曲です。今まで、振付は僕たちがやってたんですけど、今回は初めてDr.SWAGのKAZtheFIREさんと、メンバーの(桑原)巧光くんと一緒に振付をしています。今後も進化していくという感覚を感じてもらえるんじゃないかなと思っています。
石川晃多 フォンクっていうのは海外の人とかがけっこうやってるジャンルなんです。
古嶋滝 それを聞いたら、なんか強くなったような気がするんですよ。
田中彰 楽曲を聞いたときに、満場一致で、KAZtheFIREくんに頼みたいってなったんです。巧光との化学反応が感じられるし、これまでの枠組みを壊すような曲になってると思います。
宇原雄飛 僕も「B.A.D(Breaking All Destinations)」は、バチバチに踊れるかっこいい曲になってると思います。僕らボーカルも過去イチで踊っていて、新しい自分も見せられると思いますし、ライブでも盛り上がるだろうし、早くパフォーマンスしたいですね。最近、体が踊りながら歌うことに慣れてきて、踊りながら歌うほうがリラックスできることも多いんですよね。
中村碧 アルバムをリリースすることは、デビューしてからの目標だったんです。その中でも、「B.A.D(Breaking All Destinations)」は表題曲でもあるので、この曲を必ずヒットさせたいと思って、メンバー全員、気合が入っています。新しい[TEAM JETZ](TJBBのファンネーム)が増えたらいいなと思っています。
NOSUKE 「LOVE / HATE」は、僕は歌ってないんですけど、それでもすごい好きで、毎日聞いているくらい好きなんです。現時点ではまだ振付はできてないんですけど、ライブでしっかり見せられるような振付ができると思いますし、早く10人でパフォーマンスがしたいですね。
中村碧 それに「LOVE / HATE」は、TJBBにとって初のドラマのタイアップ曲(『五十嵐夫妻は偽装他人』)でもありますしね。新しいTJBBが見られると思います。
エイロン 僕も「LOVE / HATE」が好きですね。これまでのTJBBにはない、新鮮な楽曲なんです。聞いてるだけで心がドキドキすようなところもあって、その中でも好きなフレーズは「感じたいんでしょ」って部分なんです。耳に残るので、そこも聞いてほしいです。ボーカル3人の個性を残して、言葉をしっかり伝える気持ちで歌いました。
桑原巧光 僕はやっぱり「B.A.D(Breaking All Destinations)」です。僕とKAZ(theFIRE)くんで振付をさせてもらって、聞けば聞くほど、僕らの代表曲になるんじゃないかなって思える曲になっていると思います。この曲がこの一年の僕らの象徴になるような、インパクトのあるものにしたいなという気持ちがあります。
――振付はどんな風に行われたんですか?
桑原巧光 サビの部分を聞いて、ふたりで自由に踊りながら、「それいいね」とか、「ここはおさえめでいこう」とか、「ここはキャッチーにいこう」とか話しながら振付していました。今回は、KAZくんのニュアンスをより反映しようと意識しました。
――グループ結成から一年半が経ちましたが、グループとして個人として成長したと思ったところはありますか?
古嶋滝 自分はメンタル面が強くなったと思います。D.LEAGUEでも活動してるので、アーティストとの両立で大変なときもあったんですけど、乗り越えてきました。グループとしても、みんなで支え合ったことが自信にもつながりましたし、どんなことでも「かかってこいや!」という精神が生まれました。
佐藤陽 一年目にはなかなか出られないようなテレビやメディアにも出させてもらって、そのときに、「このチャンスをつかみに行くぞ」という意志を持って挑んだんですけど、それが結果につながってきたのかなと思っています。これからもしっかりチャレンジしていきたいですね。
石川晃多 僕は歌ですかね。もともとアップテンポな曲がどちらかというと苦手だったんですけど、TJBBがダンスがバチバチなグループなので、ダンスミュージックにどうやって声を載せたらいいのかを考えてやってきて、表現の幅が広がりました。「この曲だったらこういう表現したいな」と考えられるようになりました。
佐藤蒼虎 得意ではないものに挑戦する気持ちができてきて、そこが成長したと思います。ラップのように、元々は苦手だったり、スキルがまだ足りないと思うことでも、まずはやってみること、そして堂々としていることが大切だと思いました。僕はブレイクダンスが好きなんですが、まだ誇れるレベルではないけれど、第一歩を踏み出して堂々とした気持ちで挑戦することが大事だと思うようになりました。
田中彰 今年大きかったのは、EXILE THE SECONDさんのツアーに帯同させてもらったことですね。もちろん、まだまだなところも多いんですけど、ライブの良さを体感できました。今回、ライブを作るところからセカンドさんとご一緒させてもらって、しかも一回の公演ではなくツアーとして何回もステージに立たせてもらって、その経験を僕らの単独ライブにも生かしたいです。
宇原雄飛 僕も、EXILE THE SECONDさんのツアーや、『BATTLE OF TOKYO~Jr.EXILE vs NEO EXILE~』『LDH LIVE-EXPO 2024』と、たくさんのライブに出させてもらったことで、とてもたくさん学べたと思います。お客さんの盛り上げ方とかを見て、それぞれが自分なりのやり方を持つことができるようになったと思うので、10人ともに成長できたと思います。
佐藤陽 そうやっていろんなライブで、自分たちの楽曲をやらせてもらううちに、曲によってアレンジの仕方がわかってきました。こういう楽曲は、こんな風にあおりを入れたらいいんだなとか、そういうことが見えるようになりました。うまくできないときには悔しい気持ちもあったけど、すごく盛り上がったときもあって、たくさん学ぶ機会がありました。今年も曲が増えていく中で、学んだことを生かしてそれぞれに味付けしていけたらと思います。
NOSUKE 僕ら10人って超仲が良くて、10人で飯に行ったりするときにも、たくさん仕事の話をして、夢の共有や目標の共有をしています。そういう中でだんだん団結力ができてきて、10人のチーム感もできあがってきて、パフォーマンスにもつながっていると思います。そういうところが成長してるなと思いますね。
桑原巧光 最初の方の僕らって、フレッシュさや勢いが全面に出ていて、昂った状態だったと思うんです。最近はいろいろな経験させていただいたことで、起承転結とか、メリハリとかを考えながら、等身大の僕らで勝負できている感じがして、成長できているのではないかなと思います。
エイロン 最初は武者修行とか、小さいステージで学んできたけど、今年はEXILE THE SECONDさんさんのツアーをはじめとして、大きなステージに立つ機会が多くなってきました。右も左もわからなかった自分たちだけど、どうやってライブを作っていくかを、先輩方の背中を見てたくさん学ばせていただき勉強になった一年でした。

左から、宇原雄飛(うはらゆうひ)、エイロン、中村碧(なかむらあおい)、桑原巧光(くわはらたくみ)、NOSUKE
――最近のTJBBでの印象深いエピソードはありますか?
古嶋滝 オフの日にバーベキューしたことですかね。今までは、休みが揃うことってなかなかなかったんですけど、全員が休みの日があったんです。その日に、バーベキューをやろうかって話になって、それが思い出深いですね。
田中彰 幹事は雄飛がやったんですけど、言い出しっぺは誰だったかな。誰ともなく「最近、バーベキュー行ってないね」って話になったのが始まりかな。全員タンクトップで参加しましたね。
石川晃多 タンクトップがドレスコードだったんだよね。
古嶋滝 EXILEさんたちの以前の番組を見ていたら、打ち上げで全員タンクトップだったのを見たんですよ。それで、「タンクトップ継承しようや」って(笑)。
田中彰 形から入りましたね。いつやったんだっけ? 9月だったっけ?
石川晃多 8月31日ですね。
田中彰 それはもう9月でええやん!(笑)
石川晃多 僕はバーベキューではお酒をたしなみつつ、踊りながら肉を焼いてましたね。
田中彰 貸し切りの部屋にカラオケもついてたんですよ。
古嶋滝 そこで全員でラップバトルをしましたね。
田中彰 上手いとか下手とかではなく、気持ちでやってましたね。普段言えないことを言ったり、感謝もしたり。
佐藤蒼虎 僕はまだ未成年でお酒が飲めなかったんです。そのとき、買ったばかりのまあまあ値段のするサングラスをかけていったんですけどラップバトルの最中に、三人くらいから「お前、そのサングラス似合ってないよ」って言われて…、それから一週間くらいで、そのサングラスかけなくなりました(笑)。
桑原巧光 あと、エイロンが面白いスピーカー持ってきましたね。
エイロン そのスピーカーで音楽をめっちゃかけてたんですけど、帰るときにそれを思いっきり忘れてしまったんです。でも、雄飛が気付いて持って帰ってくれました。
宇原雄飛 僕が幹事だったので、最後帰るときにみんなからお金を集めて別の階でお会計をしてたんですけど、戻ってみたら誰もいなかったんです。
NOSUKE みんなでラーメン食べにいってました。
宇原雄飛 血も涙もない…。そのとき「こいつらとは一生あそばねー!」と思いました(笑)。
PROFILE プロフィール
THE JET BOY BANGERZ
4.8 万人が参加した LDH 史上最大規模のオーディション『iCON Z』から誕生した10人組ダンス&ボーカルグループ。7名のパフォーマーは全員ダンスのプロリーグ「 D.LEAGUE 」で活躍するDリーガー。
さらにコーラスグループ「DEEP SQUAD」ボーカリストもメンバーに擁し、LDH屈指のパフォーマンス力を誇る。
グループ名には、「騒がしい個性が集まってジェットエンジンのように燃え盛る」という意味が込められており、Z世代アーティストのトップを目指す。
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