おこもり中の今だからこそ…無料で楽しい名画の“ぬり絵”

エンタメ
2020.05.15
小さな頃に誰もが熱中したぬり絵。色鉛筆やクレヨンで無心になって色を塗っていくと、かわいいプリンセスやアニメのワンシーンが生き生きと蘇る。そんなぬり絵の楽しみが、世界中の大人たちの間で密かにリバイバルしているかもしれない。

今や“Stay Home”がグローバルな合言葉。そんな中、リアルな作品鑑賞に代わって、美術館が発信するコンテンツに注目が集まっている。その一つがコレクションのアーカイブから生まれた「ぬり絵」。

オランダにあるファン・ゴッホ美術館のウェブサイトでは、ゴッホのマスターピースをモノクロに変換した画像がダウンロードできる。アール・ヌーヴォーを代表する画家、ミュシャが描いたシンボリックなポスターやカレンダーの画像も、同様にミュシャ財団が提供している。

いずれも無料で、思いのままに色を塗れば、まるで自分の作品のように表現できるのが魅力。後でオリジナルと見比べてみても楽しい。家にプリンターがない人はネットプリントを活用したり、タブレットのお絵かきにもおすすめだ。

ゴッホとコラボ気分が味わえそう。

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ゴーギャンと共同生活をした家で描いた「アルルの寝室」。Vincent Van Gogh, ‘The Bedroom’(1888) Van Gogh Museum, Amsterdam

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長く行方不明で2016年に発見された作品も。Vincent Van Gogh, ‘View of the Sea at Scheveningen’(1882) Van Gogh Museum, Amsterdam

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代表作「ひまわり」。ゴッホになった気分で大胆に塗ってみて。Vincent Van Gogh, ‘Sunflowers’(1889) Van Gogh Museum, Amsterdam

夢見るミュシャの世界を私の色で。

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植物のつるのように渦巻く特徴的なヘアスタイルは、さて何色が似合う? Alphonse Mucha, Poster for ‘Salon des Cent 20th Exhibition’(1896) Mucha Foundation ©Mucha Trust 2020

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装飾的にデザインされた百合の花。細密な線を塗り分けていくのも大人のぬり絵の醍醐味。Alphonse Mucha, ‘Documents Decoratifs:linedrawing for Plate 33, featuring lily motifs’(1901‐1902) Mucha Foundation ©Mucha Trust 2020

※『anan』2020年5月20日号より。文・松本あかね

(by anan編集部)

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