ある日、怪しい老人から無理矢理スーパーヒーローを引き継がされてしまった平凡なサラリーマン・左江内英雄を演じているのは堤真一さん。
「お話をいただいたのは2年くらい前なんです。内容は聞いてませんでしたけど、福田さんとやるってだけで即決。でも、絶対深夜枠だと思ってたので、まさかゴールデンでこんな大ごとになるとは…。と言っても、気取ったところはないですし、福田さんも賀来(賢人)くんとかに、“ゴールデンだと思うな! 深夜枠だと思ってやれ!”って言ってます」
脚本・演出を手掛けるのは、ドラマ“勇者ヨシヒコシリーズ”などで知られる福田雄一さん。堤さんとは映画『俺はまだ本気出してないだけ』や舞台『才原警部の終わらない明日』でタッグを組むなど、お互いに信頼を寄せ合う気心知れた仲。
「福田さんとの仕事はやっぱり楽しいですよ。ドラマにしても舞台にしても、福田さんが書く脚本は無理矢理笑わせようとするんじゃなくて、役者が真剣にやればやるほどおもしろくなる。ただ脚本どおりに楽しんでやればいいだけなので、あんまり無理する必要もないですし…」
と、思っていたところに降り掛かってきた無理難題。それは、三代目J Soul Brothersの楽曲に合わせて出演者全員で踊るエンディングの“左江内ダンス”。
「もう最悪ですよ(笑)。セリフだって覚えなきゃいけないのに、撮影後に必死に練習して。しかも、みんなで楽しく踊れる恋ダンスと違って超ハード。結局、リズムにのってるというより、ただ順番を覚えただけです。一生懸命笑おうと思ってたのに、顔引きつってますからね」
ドラマのおもしろさを加速させているのは、左江内氏を尻に敷く小泉今日子さん演じる円子の鬼嫁っぷり。
「その迫力たるや。こんな嫁いねぇよ! って突っ込みたくなりますけど、実はこれ、福田家のリアルな話。しかも盛ってるわけじゃなく、むしろマイルドにしてますからね。でもこれが不思議なことに、演じているうちにかわいく思えてくるんですよ。この間もキョンキョンに嘘泣きされるシーンがあったんですけど、嘘だとわかっていても、愛おしくなってチューしそうになりました(笑)。左江内さんって本当に家族が好きなんですよね。そして、家族からも必要とされている。一番残酷なのは無視されることですけど、彼はちゃんと家族と関わっているわけです。コメディであるとともに、そんな家族の絆を感じられる作品になっているので、きっと見ていて温かい気持ちになれるんじゃないでしょうか」
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