持っているだけで開運・来福! かわいい“縁起もの”をそばに。
招き猫

「縁起ものとは文字が表す通り、いいご縁が起きるもの。古くから日本に存在し、それぞれの時代や暮らしに馴染み、愛されるように姿形を変えてきたため、さまざまなモチーフが生まれました」(文筆家・広田千悦子さん)

縁起ものを暮らしに取り入れると、どんないいことが?

「もの自体が力を放つため、飾った空間そのものがパワーあふれる特別な場所に変化します。すると、自分が持つ力をスムーズに発揮できたり、“何かに守られている”という安心感を得られるんですね。自宅はもちろん、力を求められる職場に飾るのもおすすめ」

招き猫については、「縁起もの界の代表格。諸説ありますが、井伊直孝という大名が鷹狩りの帰りに猫に手招きをされて寺で一休みをしたところ、タイミングよく雷雨を逃れられたことから、招き猫=縁起がいいといわれるようになりました。その寺とされる東京・豪徳寺には、たくさんの招き猫が飾られ、名物となっています。ちなみに、右手が上がっているものは金運を、左手が上がっているものは人とのご縁を呼ぶ力が。特に三毛猫が持つ魔力は強く、幸福をもたらすとして有名なんです」とのこと。

今回は、その招き猫を3つご紹介します。

開けても開けても猫が出る! 手描きならではの表情に注目。

入れ子構造になったマトリョーシカを張り子で表現。いちばん大きい招き猫の中から、次々と小さい猫が出てくる仕組みに。張り子の伝統製法をそのまま生かした手作り&手描きならではの、それぞれに異なる表情が味わい深く、かわいらしい。はりこーシカ(R)招き猫(柄)¥3,500(ハリコオンライン http://shop.acty-daimonya.com

2大縁起ものが一つに! 飾るだけで笑顔になれます。

だるまの一大産地である群馬県高崎で3代続く老舗の工房「高崎だるま 真下輝永」が手がけた、オリジナルアイテム。丸いフォルムと、少しとぼけたようなユニークな表情があいまったキュートな三毛猫だるまは、そばに置いて眺めるだけで、思わず笑みがこぼれてしまう。招き猫だるま¥2,500(日本市<中川政七商店> TEL:0743・57・8095)

“招き感”を強調しているポージングに注目を。

現代のインテリアに合うようにデザインされた、モダンな会津張子の招き猫。ギュッと握りしめた力強い右手が、多くの幸運を運んできてくれそう。足の裏には“福”と書かれたシールが貼られ、おめでたい。RIDDLE DESIGN BANK/ドット招き猫(白地に赤ドット)¥1,500(フクモリ マーチエキュート神田万世橋店 TEL:03・6206・8381)

広田千悦子さん 文筆家。日本の行事や歳時記を研究しメディアでコラムを執筆。中日新聞、東京新聞で10年目となる連載「くらし歳時記」を担当。『鳩居堂の歳時記』(主婦の友社)など著作多数。

※『anan』2017年2月8日号より。写真・田村昌裕(FREAKS) スタイリスト・西崎弥沙 文・重信 綾

(by anan編集部)

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