非常時、頭を悩ませるのは自分のことだけじゃない。
防災

「見落としがちなのが、ペットのこと。自宅に置いたままにせざるを得ない方も多いんです。そうならないために、まずはペットと一緒に避難できる場所を確認しておくこと。避難所にペット用の備えを期待してはダメ。フード、飲料、トイレまわりのアイテムなど、必要なものを備えておきましょう」(危機管理アドバイザー・国崎信江さん)

普段のしつけが、安心材料に。

避難所に行く際は、ペット用のケージに入れることがマナー。でも、慣れていないとケージを嫌がる子も多い。「普段からケージに慣れさせておけば、非常時でもスムーズに避難できます。また、避難所には動物が苦手な人もいることを忘れないように。犬なら無駄吠えさせないなど、普段からのしつけが防災につながります」(国崎さん)

ペットの受け入れを事前リサーチ。

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「ペットと一緒に避難ができても、自治体によってその対応はさまざま。飼い主とは違う場所にペットが誘導される場合もあります。一緒に逃げられる避難所を探す際は、どんな対応になるのかも確認しておきましょう」(「一般社団法人 防災ガール」代表理事・田中美咲さん)。ペットの同行避難は環境省も推奨していること。事前にガイドラインも確認しましょう。

これ便利! 迷子探しもできる、犬猫SNSアプリ。

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ペット登録時に、自宅から一番近い避難所を選ぶため、自然に避難所を認識。ペットが迷子になると、半径5km圏内の登録者に通知が届き、迷子探しにも役立つ。ユーザーのつながりが心の安心にも。「ドコノコ」(ほぼ日)。対応OS:iOS、Android。無料。

国崎信江さん 危機管理アドバイザー。「危機管理教育研究所」代表。女性の視点で防災・防犯対策を提唱。防災にまつわる著書も多数。

田中美咲さん 「一般社団法人 防災ガール」代表理事。“防災をこれからのフェーズへ”をモットーに全国の仲間と活動。http://bosai-girl.com/

※『anan』2017年2月8日号より。イラスト・徳丸ゆう 文・野村紀沙枝

(by anan編集部)

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