厳しい選択眼にかなったものでありながら、いずれもずば抜けて高価なプロ仕様というわけではなく、ごく普通に手に入れられるものばかりです。ぜひ、頼れる道具を手に入れて。
ケミカルジャパンのチャックさん
電子レンジ解凍もOKの、Wチャック構造の保存袋。「なんの色みもない透明なビニールですが、ゆえに中身がしっかり見えるんです」(坂田阿希子さん)。「ここまで厚地で漏れない保存袋はなかなかない」(渡辺有子さん)。チャックさん冷凍保存袋、小¥298 中¥429 大¥429(ケミカルジャパン TEL:0120・532・968)

築地正本の牛刀
牛刀とは洋包丁の総称。瀬尾幸子さんの愛用品は築地の包丁専門店のオリジナル。「鋼の部分がとても固いので切れ味が長持ちしますし、かぼちゃなどを切り分けるときに、刃がぶれないので切りやすい。長さが数種類あるので、使いやすいサイズを選べるのもいい」。特上鋼牛刀鍔付240mm¥17,500(築地正本 TEL:03・3541・8000)

寺井の飛鳥クロス
蚊帳に使う“かや織り生地”で作る、こちらのふきん。吸水性が良く、かつ通気性に優れていると、人気です。「とにかく丈夫だし、真っ白なので汚れたことがすぐ分かる。この一枚でキッチンの掃除がすべて終わるので、本当に頼りにしてます。北京の自宅でも使用中」(ウー・ウェンさん)。3枚入り¥710(寺井 TEL:0797・22・2932)

市原平兵衞商店のもりつけ箸
江戸時代から続く、京都の箸専門店の商品。先端の繊細さは、あまたの料理人が高い評価をしている逸品。「もう10年ほど愛用していますが、盛り付けが本当にきれいに仕上がります。丈夫で、いつまでも先端の細さを保ったまま使えるんですよ」(坂田さん)。京風もりつけ箸28cm¥1,300(市原平兵衞商店 TEL:075・341・3831)

渡辺有子さん 料理家。シンプルながら素材の持ち味を最大限に引き出す、洗練されたレシピが人気。近著に『サンドイッチの時間』(小社刊)など。
瀬尾幸子さん 料理人。日々作るごはんの大切さ、楽しさを発信。本誌「Cooking」でもおなじみ。新刊『おうち鍋の決定版 今夜はこの鍋で決まり!』(家の光協会)が11/4発売。
ウー・ウェンさん 料理研究家。旬の野菜のおいしさを引き出す調理法で知られる。『「時短」で作ると、料理は美味しい!』(弊社刊)など、著書多数。
※『anan』2016年11月9日号より。写真・中島慶子
(by anan編集部)