スイーツライターのchicoさんがおすすめスイーツを紹介する「お菓子な宝物」。今回は『パティスリー ドゥ ボンヌ オーギュル』のDARUMA ダルマほかです。
Food

艶やかな朱色に、ヒゲ型チョコ……抽象化されてなかなかスタイリッシュではあるけれど、この姿は確かにそうだ。達磨がケーキになっている! なんて縁起がいいシグネチャー。店名『パティスリー ドゥ ボンヌ オーギュル』もずばり、“縁起のいいパティスリー”を意味する。さすがは学問の神様を祀る湯島天神のお膝元。湯島天神といえば梅も見事、ということで、〈DARUMA ダルマ〉の味わいも梅を主役に。「牛乳でなく梅酒でアングレーズ(カスタードソース)を炊いて、ムースにするんです」と鈴木崇志シェフ。「ストリングスホテル 東京インターコンチネンタル」などのホテルでの活躍後に始めた、オンラインケーキ店も大人気。今秋、その厨房も兼ねたパティスリーを構えた。

「尖らず、みんなに食べやすいケーキ」が彼の真骨頂。酸味とまろ味がいい具合の梅酒ムースには、アプリコットの果肉とジュレを合わせて。キュンとくる甘酸っぱさで、梅らしさを際立たせながらフルーティにまとめてみせた。さらには梅酒とラズベリーのジュレも忍ばせて味の輪郭を鮮やかに。全てを舌に溶かせば、梅酒の芳醇な香りがパッと花咲く。これからの時期は、パステルカラーが愛おしい梅の花型最中(もちもちのフルーツマシュマロとジャム入り)と一緒に、進学や合格のお祝いや、年末年始の手みやげにも!

梅の酸味と香りがまろやかにとろける「DARUMA ダルマ」¥630。「もなかマシュマロ」は、キウイ、ベリー、パッションフルーツ、ブラッドオレンジ、カシス、塩レモン、6つの味が花咲きます。各¥280。

パティスリー ドゥ ボンヌ オーギュル 東京都文京区湯島2‐23‐1 グレースカトレア1F TEL:03・6826・9168 10:00~19:00(売り切れ次第閉店) 火・水曜休(不定休あり)

チコ スイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。

※『anan』2022年12月7日号より。写真・清水奈緒 スタイリスト・野崎未菜美 取材、文・chico

(by anan編集部)

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