「アニメってちょっとハードルが高いな…」 これは僕が長年、アニメに対して感じていたことです。長く続いているものはTVアニメと劇場版など見るべきものが多かったり、男性キャラクターがとにかくイケメン揃いだったり、アニメ声になかなか慣れなかったり。

そんなアニメ初心者な僕ですが、実はここ最近アニメを見ることが増えました(自分でもびっくり)。仕事のためとかではなく、単純に面白くて、『進撃の巨人』や『GREAT PRETENDER』、『オッドタクシー』など伏線が張り巡らされている系をひたすら見漁っています。ドラマや映画よりも、最後の大どんでん返しが緻密に練られているものがあったりして本当に面白い。

でも、どうして映画以上に胸をハッとさせられるのか、その理由はなかなか分からないままだったのですが、今回担当した『オッドタクシー』の木下麦監督へのインタビューで明らかになりました。

「アニメって映画と違って、制作者が考えるものしか画面の中に登場しない。だからこそ、いろんな仕掛けができるし、映っているものには全て意味がある」と。あのシーンは、そういう意味が込められていたのか…! そう言われてもう一度見直すと、制作側の意図が分かってより一層楽しめると思います。

また、担当した別の企画「私の推しアニメ、教えます」では、5人のアニメ賢者の方々にテーマに沿っておすすめの作品をあげていただきました。

なかでもテレビプロデューサーの佐久間宣行さんイチオシの泣けるアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、僕も泣いてしまいました。3話でウルッとして、10話以降の畳み掛けには号泣…。

「何を見ればいいんだろう?」と悩んでいる方にも、入り口として入りやすい作品が揃っています。その時の自分の気分に合わせて、リストの中から選んでみてください! 僕はこれから宇垣さんおすすめの『スパイダーバース』を見て、新作に備えたいと思います。

ぜひ一緒にアニメの深い沼へハマりましょう!(底なしです!)(K)

リレー

4月1日から劇場版が公開される『オッドタクシー』のコミック版。アニメではないセリフが漫画にはあったりして、新たな発見があって面白いのです。



立ち読み、詳細はこちらから
https://magazineworld.jp/anan/anan-2293/

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我が身を振り返る、内省する意味のある日で、そこから発展して自分に近い人たちとその外にいる人たちとの関係を見つめることまで含みます。異なる視点・意見をもった相手との間で対立したり迎合したりと揺れ動く様子もイメージされますが、いずれにしても自分の考えや気持ちについてしっかりと見つめることが大切です。

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