食卓に趣を運ぶ、成井窯生まれの湯のみ。
栃木県で江戸時代末期から続く、益子焼の湯のみ。作り手が足の力で回す“蹴りろくろ”のスタイルが今なお残り、粗野っぽい味に見とれる、美しい作品。¥1,320(クラスカ ギャラリー&ショップ ドー 日本橋店 TEL:03・6262・3270)
お新香や薬味などを、上品に、華やかに盛り付け。
岐阜県で作陶を続ける石川裕信さんの作品。しっとりとした空気感を内包しながら、小さくてもしっかりとお皿そのものの重厚さを感じることのできる豆皿。左φ7cm¥1,100 右φ10.5cm¥1,650(ENCOUNTER Madu Aoyama TEL:03・3498・2971)
鹿児島県阿久根産のイワシを、ぎゅっとパッキング。
早朝4~6時に収穫するウルメイワシを丸干しに。より旨味が凝縮し、噛むほどに滲む。そのまま食べても、マヨネーズをつけても、オリーブオイルでさっと炒めても美味。焼きうるめ丸干し 20g¥324(d47 design travel store TEL:03・6427・2301)
美味しいご飯を求めるなら、おひつを取り入れて。
調湿&抗菌効果の高いおひつは、ご飯を美味しく食べるアップデートポイント。天然杉で洗練されたディテールとデザイン性で長く人気を誇る「柴田慶信商店」のものを選びたい。6寸(3合)サイズ¥44,000(リビング・モティーフ TEL:03・3587・2784)
貴重な漆の一滴を生かしきる、「滴生舎」の汁椀。
国産漆の産地、岩手県二戸市発祥の浄法寺塗のお椀。こちらはミズメという木地を用いたもので、浄法寺塗特有のヌーディな艶めきに品格が漂う。手入れはぬるま湯で、なるべく手で洗うのが◎。φ12.8×H6.9cm¥12,200(リビング・モティーフ)
※『anan』2021年10月6日号より。写真・多田 寛 スタイリスト・仲子菜穂
(by anan編集部)