その寺社に伝わる作法を学び、神仏のご加護をいただく。
「運気が落ちてきた時によく行きます。神殿や本堂の前で手を合わせるだけでなく、厄除けで古(いにしえ)からの祝詞(のりと)の重みを体験したり、護摩を焚いて祈祷したりと、古き良き伝統文化を知ると、神仏への理解が深まり、さらにありがたみを感じます」
【玉置神社】古代から続く、神仏習合の生きた霊場。
紀元前37年、崇神天皇の時代に王城火防鎮護と悪魔退散のために創建。熊野から吉野まで連なる大峰山系の一峰、標高1076mの玉置山頂近くに鎮座。「関西きってのパワースポットと称されるだけあり、山のパワーに畏怖を抱くような荘厳な場所です」
たまきじんじゃ 奈良県吉野郡十津川村玉置川1 TEL:0746・64・0500 近鉄大和八木駅から車で2時間30分
【香取神宮】全国約400社の香取神社の総本社。
日本書紀に登場する武術の神様「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」を祀り、勝運、災難除けなどにご利益が。「大きなエネルギーで災いを吸い取ってくださいます。香取神宮・鹿島神宮・息栖神社を『東国三社』と称し、3社を巡って完成させるお守りも貴重です」。
かとりじんぐう 千葉県香取市香取1697‐1 TEL:0478・57・3211 JR佐原駅からタクシーで10分 荒魂を祀る奥宮でもご朱印が受けられる。
【松戸神社】水戸光圀公からも崇拝を受けた、松戸総鎮守。
寛永3(1626)年創建、ご祭神は日本武尊。水戸街道筋にあったため、水戸徳川家からも崇敬された。「松戸に以前住んでおり、引っ越しの相談をしたら、良い物件を見つけてくださいました」。参拝者がお水取りを行うご神水の「龍神さま」も人気。
まつどじんじゃ 千葉県松戸市松戸1457 TEL:047・362・3544 JR松戸駅から徒歩7分 ご利益は必勝、家内安全、交通安全、除災招福など。
いとう・みみか 朝日新聞出版「HONKOWA」にて「視えるんです。」連載中。Twitterにて、鹿児島移住レポート漫画を配信中。
※『anan』2021年6月16日号より。取材、文・鈴木恵美
(by anan編集部)