出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、相手のことを思って勇気を出せる女になりきり。

ハンカチから始めてハードルを上げていこう!

yokosawa1

もう何年も前になるのですが、『オオカミくんには騙されない』という番組でMCを始めたばかりの頃。収録用の2回分の衣装を、自分で用意する必要があったのに手違いでそれを知らずに現場に行ったことがありました。その日、私が着ていたのは毛玉だらけのどす黒い色のトレーナー。でも、どうしようもないので1本目はそれで出たのですが、問題は2本目です。困っていたら、番組のアシスタントプロデューサーの方が、「これでよかったら…」と自分が着ていたニットを脱いで貸してくれたんです。この間、たまたまその時の話になったのですが、なかなかできないことだよな、よく貸せたなと思いました。家に泊まりに来た友だちにパジャマを貸す時だって、「変な匂いとかしないかな?」と気を使うのに、着ているものをその場で渡せるというのは、すごいスキルです。なかなか貸すほうの立場になることってないし、相手にどう思われるんだろうと考えたら、私にはできないなと。しかも、最悪の場合、相手が汚したとしても何も言えません。「大丈夫ですよ~!」と許すしかないと思うと、実践できる人は広い心を持っているに違いありません。また、貸せる人と同様にすごいと感じるのが、自分が着ていた服を後輩とかにあげる人です。ハリセンボンの(近藤)春菜さんがまさにそうで、センスがいいからもらうほうも嬉しそうにしています。私の服なんて基本毛玉だらけなので、欲しい人いるのかな? と思っちゃうし、勇気のいる行動ですよね。

まずはハンカチを2枚用意しておいて、一枚は人に貸すためだけに持っておく。そこからスタートして、マフラーやストール、カーディガンとどんどんハードルを上げていくと、貸すことへの抵抗も少なくなりそうです!

よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。

※『anan』2021年4月14日号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾

(by anan編集部)

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