出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、ちょっとしたお金を粋に返す女性、「小袋でお金を返す女」になりきり。

お金を袋に入れることで感謝の気持ちを表現できる。

yokosawa natsuko

以前、友だちの分も一緒に買い物をして、後日、お金を渡してくれたのですが、それが小さな透明の袋に入っていて驚いたことがありました。折り曲げたお札が収まる大きさで、お釣りが出ないよう、ぴったりの金額が入っている。しかも、「ありがとう」という一言メモまで添えられており、あまりのていねいさに感動したんです。私は、お財布から出したお金をそのまま渡したことしかありませんでした。それに、より分けておくことで「絶対にお金を渡すぞ! 返すぞ!」という強い意志も感じられます。時々、マネージャーさんに立て替えてもらったお金を返し忘れることがある自分は、なんて不義理なことをしているんだろうと思わずにはいられませんでした。もちろん、普段の関係性があるので私が返さないとは思っていないでしょうが、それでもお金のトラブルは人間関係を壊す原因になりかねないもの。そんな嫌な思いをすることを避ける存在としても小袋を持っておきたいと思いました。その友だちに尋ねると、100円ショップで購入していて、いろいろな種類があるとのこと。そんなお手軽な値段でていねいな暮らしをしているように見えるところもいいなと思いました。

まずはお金を入れるための小さな袋を購入して、実践してみましょう。相手が「へぇ~!」とかいい反応をしたり、褒めてくれたりしたら、またやってみようと思えるはずです。あと、付箋は渡す相手やTPOによって選び方が変わると思いますが、お金を返す時の袋も、友だち用、目上の人用など、渡す相手やシチュエーションを想像しながら買うと楽しいのではないでしょうか。お金を袋に入れることは、「ありがとう」という気持ちをのせること。早速、買いに行ってみましょう!

よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。

※『anan』2021年3月3日号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾

(by anan編集部)

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