「乳首に毛」は病気の可能性も…人に言えない女性のバストの悩み

ライフスタイル
2020.09.13
なかなか人には言えないバストや乳首の悩み。アンケートを見ると、私だけじゃなかった! でも、ひょっとすると病気のサインが隠れている可能性も? みんなのお悩みに皮膚科医の慶田朋子先生が答えます。

お悩み 「乳首が痒くなります」

みんなはどう?
YES…47%、NO…53%

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それは…ブラジャーで擦れているからかも!?
乳首がムズムズと痒くなるという人は、意外と多いよう。原因として、ブラジャーによる擦れ、汗の刺激などが考えられる。

「ちゃんとフィットしていないブラジャーを着けていると、中で乳首が擦れてしまいます」(皮膚科医・慶田朋子先生)

まず、下着の縫い目やレースが乳首に当たらないかをチェックしてみて。

「レースをたっぷり使った可愛い下着は特別な日だけにして、ふだんは肌への刺激が少ないものを。肌当たりを重視するならシルクやコットンもおすすめ。最近の機能性下着は、吸水性に優れた肌にやさしい素材のものも増えました」

症状がひどいときは、キャミソールなどのインナーを着た上からブラジャーをするという裏技もあり。また、運動する際はしっかりホールドできるタイプのものを着用することを忘れずに。

お悩み 「乳首に太い毛が生えてきます」

みんなはどう?
YES…39%、NO…61%

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それは…体質なので問題ないが、病気が原因のことも。
体質で個人差があるもの。出産前後に毛が増えたり、濃くなったりする人もいる。

「デリケートな部位なので、自分で抜いてしまうと炎症を起こすこともあり、おすすめしません。毎日剃るのも避けましょうね。剃毛すると皮膚の角層が剥がれて無防備な状態になり、細菌に感染しやすくなります。クリニックで受ける医療レーザー脱毛が安全」(慶田先生)

また、ホームケア用の光脱毛器も、肌色の濃い部位に使うと火傷のおそれがあるので避けたほうがいい。

「あまりにも毛の量が多い場合は、病気のサインである可能性も。多嚢胞性卵巣症候群といって、卵巣に嚢胞がたくさんできてしまう病気です。男性ホルモンの値が上がりニキビが異常にできたり多毛になることがあります。おかしいなと思ったら皮膚科、もしくは婦人科を受診してください」

※アンケートはanan総研メンバー72名の回答をもとに作成(2020年7月調べ)

慶田朋子先生 美容皮膚科「銀座ケイスキンクリニック」院長、医学博士。著書『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)が好評。

※『anan』2020年9月16日号より。イラスト・中根ゆたか 取材、文・黒澤 彩

(by anan編集部)

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