上司に同僚や部下、恋人に女友達……人間関係はもちろん、目に入ってくる光景やつい聞こえてしまう音にまで敏感に反応してしまう「繊細さん」。そんな気苦労の多い街の繊細さんの声に、いま注目の『「繊細さん」の本』の著者で、HSP専門カウンセラーの武田友紀先生が答えます。

お悩み:ママ友同士のマウンティング合戦。見ているだけで気持ちが悪くなりますが、脱退しづらいです。

HSP

「ほんと、共働きしてるの、すごいね、私には絶対、ムリ~」からはじまるダンナの職場のママ友たちとの会話。これって、マウントのとり合いなんですよ。表面は仲良さそうだけど、その裏にある、専業主婦と共働き、それぞれの「私はそれはやりたくない」という気持ちが見えちゃって、うんざりします。

ザワザワするばかりで楽しくないから集まりに行きたくないけど、ダンナの人間関係にも影響するし、行かないと「あの人、来なくなったわね」と陰口を言われてしまいそう。どう折り合いをつければいいのかと悩んでいます。(R・Yさん 29歳 育休中)

武田先生のコメント

相手の言葉や表情、仕草、声の調子などから多くの情報をキャッチするため、合わない人間関係の中にいると、繊細さんは消耗してしまいます。そもそも、マウントをとるというのは防御の行為です。そういうことをする人の自信のなさの表れと思ってください。

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また、ダンナさんの人間関係はダンナさんのもの。夫婦とはいえ、他人の人間関係は背負えないものです。「行きたくない」という本音がはっきりしていますから、陰口を言われたって、行かないことをおすすめします。どんなに立派な人でも、陰口を言われることがあります。自分の人間性と陰口はまったく関係がありませんから、放っておきましょう。

HSP専門カウンセラー・武田友紀先生 HSPの心の仕組みを大切にしたカウンセリングとHSP向け適職診断が評判。著書『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』(飛鳥新社)が好評。最新刊『今日も明日も「いいこと」がみつかる「繊細さん」の幸せリスト』(ダイヤモンド社)。

※『anan』2020年5月13日号より。構成、取材、文・牛島暁美 ©Digital Vision.

(by anan編集部)

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