紅白出場を夢見る演歌歌手・五木みさおの奮闘を描くドラマ『男の操』。主演の浜野謙太さんはもともとバンドでボーカルを務めていますが、歌唱指導では衝撃を受けたそう。
浜野謙太

「正直、最初、ナメてかかってました。バンドをやってるし、演歌も歌えるんじゃないかって。でも、先生から『あなたの歌い方は最も演歌から遠い』と指摘が。たしかに、僕らの音楽はシャウト系で、歌詞の聞きとりやすさに重きを置いていないところがあって。それが今回、先生の教え通り、日本語をわかりやすく発音して音として響かせて、伝えようと感情を込めて歌うと、気持ちいいんですよ」

演歌の素晴らしさに開眼し、動画で演歌サーフィンも。

「もう、号泣です。美空ひばりさんの『柔』や三山ひろしさんの『四万十川』だとか、毅然として言葉を紡ぐ姿が美しくて。このドラマで演歌の世界を知れたことは、音楽のキャリアの転換点になりそうです」

浜野謙太

みさおの亡き妻役の倉科カナさんをはじめ、キャストは「美女揃い」。

「主演冥利につきますよね。一生こんな感じで仕事できないかなあ(笑)。僕、最近、共演者さんとよく飲みに行くようになって。この前は舞台の座長だった関ジャニ∞の横山裕くんと毎晩のように飲み歩いて楽しかったなぁ。あ、そろそろ僕も脱ぎましょうか。今日はいい? わかりました(笑)。今回は主演として僕が思い切ってごはん会を企画したら、川栄ちゃんからもたいまさこさんまで、このドラマのメインキャストみんな来てくれたんですよ」

みさおは、地道に営業しているけれど、鳴かず飛ばず…。売れないツラさに共感するところは?

「あります。フェスとかで、お客さんがいつもより多く溢れてた時に、つい『俺らフェス映えするのかな』って思っちゃうんですよ。でも、いくら演っても響かない。で、次のバンドが出てきた瞬間、ドーン! みたいな。朝ドラに出た今も、そういう渋い気持ちになる局面まだあるんで、もっと売れてぇっス(笑)」

はまの・けんた SAKEROCKを経て、在日ファンクでボーカルを担当。映画『婚前特急』で本格的に俳優活動をスタート。昨年は連続テレビ小説『とと姉ちゃん』に出演。映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』が公開待機中。

妻を亡くした演歌歌手のみさおが、妻との紅白歌合戦出場の約束を果たそうと奮闘する。原作は業田良家(小学館ビッグコミックスピリッツ)主題歌の作曲はつんく♂。毎週日曜22:00~、NHK BSプレミアムにて放送中。

※『anan』2017年11月22日号より。写真・菅原景子 インタビュー、文・小泉咲子

(by anan編集部)


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我が身を振り返る、内省する意味のある日で、そこから発展して自分に近い人たちとその外にいる人たちとの関係を見つめることまで含みます。異なる視点・意見をもった相手との間で対立したり迎合したりと揺れ動く様子もイメージされますが、いずれにしても自分の考えや気持ちについてしっかりと見つめることが大切です。

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