もう子どもじゃないから、冷静に向き合えるはず!
今までの人生で、いちばん長く一緒にいた人は? やっぱり親きょうだいじゃないだろうか。身近な家族との関係も、大人になれば変わるはず。話題の「毒母」についての著書も多く、長年、家族問題のカウンセリングに取り組んできた臨床心理士の信田さよ子さんによれば、家族にもマナーが必要なのだと共有できていれば、問題がこじれることはないのだそう。
「感情を剥き出しにしてしまってはダメ。親やきょうだいが家族間のマナーという感覚を理解してくれないなら、自分が傷つかないための方策をとって」
一方、雑誌や新聞連載での人生相談も評判の壇蜜さんは、適度な心の距離を保つために、物理的な距離をとってみるのもありだと言う。
「離れるとお互いに違った一面が見えることも。培ってきた歴史は変わるものではないけど、大人同士として改めて関係を見直してみるのもいいのでは?」
ここでは、父嫌いの相談者からのこんな相談に信田さん、壇蜜さんが答えました。
におい、食べ方のマナー…思春期の頃に父を嫌いになってから、今もその状態が続いていて、生理的に無理な感じ。嫌悪感を払拭するにはどうすれば?
【嫌なのは仕方ないけど、メリットを考え行動を。】
思春期に娘が父親を嫌いになる原因は、父親が娘を性的な目で見てしまうから。それをわずかでも感じ取ると、娘は嫌悪感を抱いてしまうのです。だから、今も精神的に成長していなくて、わがままで父を好きになれないのだと自分を責める必要はありません。嫌いなら嫌いで、仕方ない。ただ、父とうまくいっていないことが、自分にとってデメリットだと思うなら、たまには用事をつくって話をしたり、何かプレゼントしたりと、演技でもいいから機嫌をとってみては。(信田さん)
【お父さんが活躍する機会をつくってあげる。】
きっと、自分の半分がその人ということが嫌でたまらないのでしょう。お父さんも、今までいいところを見せられないままきてしまったのかな。やっぱり家にいる時間が少ないから、家という社会に参加できなくなったのだろうと想像します。無理矢理にでもお父さんの居場所をつくってあげましょう。何でもいいんですよ。たとえば、うちでは肉を焼くのが父の役目でした。昔付き合っていた人の家では、なぜか葛餅を切るのは絶対お父さんと決まっていたそうです。お父さんが何かをつくる日、何かをしてくれる日を決める。家族サービスっていうより、父という存在がもっと高みにいて、家族に何かを与えるっていうくらいでもいいんじゃないでしょうか。がんばって、お父さんのありがたみを感じられる仕掛けを考えてみてください。(壇蜜さん)
【人気記事】
※マッサージで“局部”ってまさか…「台湾」の真実
※ムロツヨシが「ズルい男ですよね〜」という相手とは…
※【結婚線でズバリ判明…!】「幸せな結婚」ができる手相3選