さまざまな顔を持つ才能の多面性をグラビアで表現
「アイドルで作家」というだけでなく、この近年、俳優、映画監督、音楽フェスのファシリテーターなどその活動のフィールドをさらに広げている加藤シゲアキさん。Xのヘッダーに書かれている「およそ8人いる加藤シゲアキ」という言葉があながち冗談には思えません。
巻頭では、そんな表現者・加藤さんご本人にフォーカス。加藤さんを撮ったのは、「MIRRORLIAR FILMS in東海市」でも監督と撮影者としてタッグを組む末長真さん。
数々の映画のスチールを撮影してきた末長さんが「加藤シゲアキ」という物語を読み解いて、堂々とした王者のような姿から、内面の優しさ、色気を表現したカットまで、多彩な魅力を切り取ります。
“ホーム”の雑誌で語った7年間の変化
加藤さんが4つの章立てて語ったロングインタビューは圧巻です。アイドルとして、作家として、クリエイターとして…。それぞれの立場から語るのは、人前に立ち続けている理由や、グループの中でのふるまい方、そして、ものを作ることで昇華されていく思い。
そのすべての根底には、新刊にも通じる愛があります。大人の成長期ともいえる、この年月の間の変化についてのお話は必読です。
加藤シゲアキさんは本誌で、次のように語っています。
「僕は20年以上グループで活動してきて、時に怒り、時に理解しようと努め、時に背中を押し、みたいなことをずっとやってきたんです。(中略)そんなことばっかりやってきたなかでフロム(の『愛するということ』)を読んで、やっぱり自分は間違ってなかったんだと思ったんです」(本誌より)
『ミアキス・シンフォニー』の魅力をどこよりも丁寧にガイド
同日発売される加藤さんの最新小説『ミアキス・シンフォニー』発売記念スペシャルとして、作品がよりわかる、徹底ガイドも掲載。
本書は2018年4月~2022年6月まで『anan』にて全16回不定期連載され、2023年から2024年にかけ構成を含め、大幅に改稿された“愛の物語”です。
ミアキスとは、犬と猫の祖先といわれている動物。生物がミアキスからさまざまに進化し分岐していくように、多様な登場人物たちが現れます。どの街にもありそうな大学や日本料理店を舞台に、ひとつの場面をさまざまな視点からたどっていくうちに交錯していく登場人物たち。それぞれが奏でる物語はやがて中心人物のもとに集い、壮大なシンフォニーとして立ち現れることに──。
“愛する”ということについてあらためて思いを深めるこの物語について、連載媒体だからこそできる特集。連載の振り返りや、人物紹介、もちろん加藤さんのインタビューまで、充実の内容、お見逃しなく。
ヒグチユウコさんによる装画の原画を特別公開!
その絵を受け取ったとき、「やすやすと期待を超えていただき、しばし放心した」という加藤さん。
装画は、本人たっての願いで『せかいいちのねこ』などの絵本や魅力的な作品の数々で、世界中にファンを持つ画家のヒグチユウコさんに依頼。快諾いただいたときは、その報告に加藤さんも喜びとともに、驚きも隠せませんでした。
そんなご本人も圧倒された装画を原画の状態のままで、特別にバックカバーに掲載。猫と犬の共通祖先といわれる「ミアキス」と生命のつながりを感じる植物たち…。細部にいたるまで堪能したい名画です。
作品解説では、山口つばささんが描き下ろし!
キャラクター紹介に絵を添えるなら山口つばささんに!と加藤さんが願ったことから生まれたスペシャルコラボレーションが実現! 漫画『ブルーピリオド』で人気を博している山口つばささんの描く主要キャラクターは今にも語りだしそうなリアリティと、一瞬で目をとらえる存在感が…。
超ご多忙ななか、時間を割いて作品を読み、描いてくださった8名の登場人物たち。見ているだけで、小説『ミアキス・シンフォニー』への期待が高まります!
ご予約・ご購入 インフォメーション
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anan2436号「つながる世界2025」特集内容
“好き“でつながるママタルトの大鶴肥満さん×真空ジェシカのガクさん、井上咲楽さん×甲斐みのりさん、林遣都さん×段田安則さん×浅野和之さんが共通の“好き“を通じてそれぞれの独自のつながりを語るほか、いまや世界で人気の西野亮廣さん、中島美嘉さんが海外で成功するためのヒントを披露。身近なつながりから、スケール感あるつながりまで、幅広く紹介します。
ミアキス・シンフォニー インフォメーション
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2月26日発売! 特設サイトもオープン
“愛する”ということについて、あらためて思いを深める物語。加藤シゲアキさんが2018年4月~2022年6月まで『anan』にて全16回不定期連載。2023年から2024年にかけ構成を含め、大幅に改稿。2025年2月26日発売、マガジンハウス刊