【防災グッズ】日常使いにぴったりなグッドデザインなものが増加中。
防災について考えるきっかけが増えた今年、新たに防災グッズを見直したという人も多かったのでは?
「防災意識の高まりとともに、防災グッズも進化しています」と防災収納インストラクターの松永りえさん。
「かつては防災用品メーカーが作る製品が大半で、デザインも武骨なものばかり。それがローリングストックなど、日常使いするものを非常時に応用するという考え方が浸透したことで、オシャレで気分が上がるようなものが増えてきました」
ライフスタイルメーカーが防災グッズを手がけるようになったことにより、日常生活になじむデザイン性に加えて、手頃な価格帯のものが増え、入手機会が広がったのもポイントだそう。
「ついで買いしやすく、収納の奥深くにしまい込むこともないので、いざというときにしっかり活用できると思います」
1、ローリングストックを手軽に始められるのがうれしい。
ケース下段から使い、上段から補充することでローリングストックに対応できる専用ストッカー入りのシーチキン缶。インテリアになじむ箱のデザインも魅力。
2、非常時には笛として使えるポップなアクセサリー。
ネックレスとしてデイリーに身につけることができる防災笛。「おしゃれな佇まいが愛らしい。メガネの産地・鯖江で作られていて、地方のものづくりを応援できるのも◎」
3、結び方次第で水も運べる高撥水の風呂敷。
高密度の生地に強力な撥水加工を施すことで、非常時はバケツのように水を運ぶことができる。「エコバッグや膝掛けなど、マルチに活躍。薄くて軽いので、携帯にも便利です」
4、光の強弱を切り替えできるハンズフリーのLEDライト。
首に掛けることで両手が自由に使え、非常時に役立つLEDライト。「犬の散歩など、夜間の外出時に重宝しています。電池が交換できるので、サステナブルに使えるのもうれしい」
5、持ち運び、給注水など使い勝手を考えたデザイン。
普段は収納容器として、非常時には生活用水の水タンクとして活躍。「置き方や角度が自在で、スタッキングも可能。蛇口のアタッチメント付属で、水を注ぐ際もスムーズです」
PROFILE プロフィール
松永りえ
防災収納インストラクター。2016年に熊本地震を経験したことで、防災の重要性を再認識。ブログやSNS、セミナーなどで情報発信を続ける。著書に『もしもに役立つ、いつものモノ選び防災グッズは備えず使う!』(MdN)が。