「お茶の苦み成分のカフェインや渋み成分のカテキンが低温では抑えられ、逆に甘み成分のテアニンが出てくるのでマイルドな味わいになります。また、お茶に含まれるビタミンCは熱に弱いけれど、水出しにすることで取り入れやすくなるメリットも」と美容薬膳アドバイザーの吉原典子さん。水出しに合うお茶は多いので、気分に合わせて楽しんで。
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玉露
日本の緑茶の一種で、もともと甘みは強め。水出しすることで、特有の甘みやうまみが凝縮され、まろやかな味わいに。
茎煎茶
茎茶、地方によっては棒茶ともいわれる。水出しでは、茎ならではのコクのある甘みに加えて、爽やかな香りも楽しめる。
ウーロン茶
ホットの場合、苦くて渋いイメージながら、水出しするとカフェイン、カテキンが抑えられ、爽やかで軽やかな飲み口に。
菊花茶
黄色い菊は、体の余分な熱を冷ますので夏に最適。白い菊は目の痒みや充血に。あっさりとしていて、緑茶とのブレンドもおすすめ。
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アールグレイ
水出しすると口当たりはマイルドになるが、ベルガモットの爽やかでフルーティな香りもそのまま楽しむことができる。
ジャスミン茶
苦みや渋みが抑えられ、ジャスミンの華やかな香りが際立つ。水の代わりに、炭酸水で割ってもおいしいスパークリングティーに。
吉原典子さん 「白金美容薬膳」主宰。国際中医薬膳師、薬膳コンシェルジュ、花凛堂認定の薬膳茶ブレンダーなど薬膳を中心にアロマ、アーユルヴェーダ、メディカルハーブの資格を取得。
※『anan』2020年4月29日号より。写真・山口 明 構成、文・野尻和代 撮影協力・UTUWA AWABEES
(by anan編集部)