あの「賛否両論」がスイーツ! ほうじ茶香りとこくまろ感が絶品

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2017.06.14
スイーツライター・chicoさんがおススメのお菓子を紹介する「chicoのお菓子な宝物」。今回は『賛否両論 寄り道』のとり将プリン、ほうじ茶プリンです。
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商店街から路地を入ると、木のモザイク壁が美しい、真新しい店に着いた。ソフトクリームのオブジェにも迎えられ、なんだか心和む。『賛否両論 寄り道』はあの和食の名店、『賛否両論』が始めた甘味処。

「子供の頃近所にあった、甘いものもおでんもと色々ある甘味処みたいな、どの時間にも寄り道できる場所があったらいいなと思って」。そう話す笠原将弘シェフ、“ほうじ茶、だし、スイーツ”をテーマに、夢の甘味処を自分で作ってしまった。

本店のコースをしめくくる人気者、「とり将プリン」もここならいつでも気軽に。シェフが実家の焼き鳥店『とり将』を継いだ際に考案した、思い出深いこのプリン、クレームブリュレをイメージしているそうで、卵は黄身だけを使い生クリームもたっぷり。とろり蕩(とろ)けるこくまろな味わいにカラメルはバシッとビターで、濃密な世界が広がる。

「ほうじ茶プリン」は飲み物として出しているほうじ茶用の静岡の深煎り茶葉を、ミルクで煮出して作る新名物。スプーンにぷるりと立つ昔ながらの硬めプリンは、ほうじ茶のこうばしさとスモーキーな香りがなんとも心地よくて、何杯でもいきたくなる。そんな板前オヤツを思い立った時にふらっといただく、これって最高に幸せな寄り道じゃないですか。

「とり将プリン」(写真右)、「ほうじ茶プリン」(写真左)各¥350。数に限りがあるので、遅い時間になりそうなら電話で予約が安心です。

賛否両論 寄り道 東京都渋谷区広尾5-17-4 TEL:03・6409・6855 10:00~21:00 月曜休(祝日の場合、翌火曜休)

チコ スイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。

※『anan』2017年6月21日号より。写真・清水奈緒 スタイリスト・中根美和子 取材、文・chico

(by anan編集部)


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